『月刊食品工場長』にてBCPの連載を開始
日本食糧新聞社発行の『月刊食品工場長』にて、BCPの連載を始めました。キャラクターを設定し、対話形式でBCPの策定を進めていくストーリーです。
主な登場人物は、とある食品工場の総務課長でBCP策定の責任者であるヒロトと、彼の部下でBCP策定の実務を担当する木村さおりさんです。
このBCP策定ストーリーには、次の2つの特徴があります。
一つは、「マルチハザードBCP」の啓発・啓蒙を目的としていること。今や筆者が書くBCPの原稿は、たとえタイトルや見出しにその名前がなくても、すべてマルチハザードBCPを意識したものです(この連載では「マルチハザードBCP」という言葉は1度も使われていません)。
もう一つは、二人の登場人物に自然な対話表現でストーリーを語らせるために、テスト的に生成AI(Gemini)を使ってみたことです。何度か試行錯誤を繰り返し、2~3時間で目的に適う一連の定型的なプロンプトを組み立てることができました。
この定型プロンプトに、各回のテーマに沿った数行のプロットを追加するだけで、瞬時に二人の一連の対話(1200字程度)を生成することができます(もちろんこの後の見直しチェックは必須です)。
とは言っても、生成AIを用いる理由は、単に手間を省くことではなく、マルチハザードという、一見すると少々分かりにくいBCPの策定手順を、いかに効果的に語らせるかが最大の目的であることは、言うまでもありません。
興味のある方は、ぜひご購読ください。