【読書感想文】「MOMO」著:ミヒャエル・エンデ 訳:大島かおり
誕生日に父から貰った。
元々父が推していたのは知っていたけれど、児童書だと思って手に取ってこなかった。読んでみると、こんなにも良い話だとは思わなかった。
時間について深く考えさせられる話だった。何もしてない時間は、一見無駄に見えてしまうかもしれない。けれど、何もしてない時間こそが今此処にある自分を確認する贅沢な時間でもあるんだなぁと思った。だから、その時間を無くしてしまった人間は少しずつ干からびてしまうのだろう。本当に現代を表すような話でゾワッとした。
自分自身もついつい色んなコンテンツを消費しがちで一つのことを味わえなくなっているからこそ、自分の時間をどう使うのかじっくり考えて生きていきたい。
人生の在り方を考えさせる1冊でした!
2024/02/07 読了