映画『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック』-超オススメ!
予告:
「ミュータント・タートルズ」シリーズは名前の通り、主人公は4匹の変異した亀です。彼らは地下水道に隠れて、ヒーローとして活動しています。去年上映された『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック』は亀たちがヒーローになる前、青春期の話です。
実は私は、前「ミュータント・タートルズ」シリーズをあまり知りませんでした。「変異したカメはヒーローだ、みんなの名前は偉い画家と同じだ」そのくらいの認識しかありませんでした。ただ、予告を見たあと、「この映画の雰囲気がちょっと怪し…内容は優秀かも」という勘が働きました。鑑賞した後、凄くびっくりしました。画面が鮮明だし、キャラデザインが面白いし、ストーリーもシンプルで分かりやすかったのです。
青春期の描写はとてもリアルに近く、あの歳ならではの悩み、趣味、憧れることが全て入っています。キャラの立体感が豊かで、映画を見ながら自然に自分の若い時期や学生時代の友達が思い出されます。その中には、オタクみたいなキャラもいます。日本漫画を見るだけでなく、KPOPも聴きます。パソコンはもちろん、武器に至るまでステッカーで貼り込んでいます。美術スタイルはクレヨンみたいな跡が混ざって、ボコボコなボーダーで表現されていて学生の落書きを真似してます。その上で色合いもちょっと暗く、青春期特有の鬱感が強調されています。
『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック』は青春期についての話ですが、大人も楽しめます。内容がとても面白くて、制作群はディテールまで心を込めたことが感じられます。