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#17 気分屋についての見解


わたしは気分屋で、とても気分屋で、それがゆえに世界を振り回しまくっている。

わたしも意図して気分屋をやっているわけではない。昨日行きたいと思っていたカフェに、今日朝目覚めると行きたくなくなっているし、元々入っていた遊ぶ予定が近づくと急に嫌になることだってあるし(ごめんなさい)、だから予定を立てるのがすこぶる大変なのである。

気分屋は約束を守ることが苦手である。約束をした瞬間は100%誠実な気持ちでしている。守れるはずだと揺るがない気持ちで思っている。それが結構本気なのであるにも関わらず、ある日突然守れなくなる瞬間がくる。それが気分の変化だ。急に気分が落ち込み、なにもかもが嫌になり、外に出るのが億劫になる。約束をした瞬間はあんなに気分もよくて元気だったのに。わたしに一番振り回されているのはわたし自身だ。

そんなこんなでいろんな予定を蹴ってきたし、気分の浮き沈み(双極性障害)によって転職を5回もした。心から申し訳ないと思っている。でもこれが気分屋の性で、どうしようもない自分自身で、わたしはこの身体を乗りこなすしかないと悟っている。ほんとどうしようもないのだ。

昔から気分屋で、それを隠さずありのままでいるようになってから、こんなどうしようもないわたしでもいいと言ってくれる人がちゃんといる。わたしの気分が乗るまで待っててくれる人もいる。わたしの気分に合わせて話を聞いてくれる人もいる。わたしはなんとも恵まれている。

だからなるべく迷惑をかけないように、自分自身を飼い慣らせるように、自分の気分を俯瞰して観察する。そうするとだんだん、わたしはわたしに振り回されながらも、面白く可愛く思えてくるのだ。気分屋のわたしも案外悪くないと、思わせてくれたのはまぎれもなく周りの人たちのおかげだった。

どうしようもない気分屋のわたしのことを、見守っててくれてありがとう。



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◎アズ初の“言葉の個展”を開催します🌼

タイトル「痛い、心臓、」

『わたしは弱い生き物である。何かに縋ってないと、誰かに甘えていないと、生きていけない。なのに、いつだってわたしは1人きりである。「わたしはどこまでいっても1人きりである」という宣言は、弱いままで強くあろうとする1人の人間としての決意であった。』

弱いわたし自身について、きらきらしていないまま、弱いままで強くあろうとする姿勢を、言葉を通してお見せします。



日時:2024年12月28日(土)〜30日(月)
13:00〜20:00 (LO19:30)
※ワンドリンク制になります。

場所:喫茶星時
住所:岐阜県岐阜市神田町3−3 カンダマチノート2F
名鉄岐阜駅から徒歩10分。お車は周辺のコインパーキングへ。



展示内容は、

- 詩の壁展示
- インスタレーション
- 展示した詩、書き下ろしのエッセイを収録したZINE
- 個別ワークショップ「手紙屋」(終日開催)

それぞれの詳細についてはまた後日お知らせします📢

6年間言葉を綴ってきて、初めての対面イベントとなります。どんな景色が待っているのだろう。どんな出会いがあるのだろう。あなたにお会いできることにわくわくしながら、毎日準備を進めています。


アズの言葉をより近くで感じてもらえるように、毎日noteを始め、開催まで様々なコンテンツを発信していきます💐そちらも合わせてお楽しみください!



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アズ | エッセイスト・詩人
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