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#14 制作


個展の準備は順調、、といえるのかわからないけれど、着々と進んでいる。今日フライヤーが届いた。初めて自分でデザインをして、発注をして、形にしたもの。これも自分の作品みたいに愛しく思える。

これまでずっとSNS上だけで言葉を書いてきた。自分の手元に作品を残すという行為を躊躇ってきた。この世に形として産み落とすということにずっと怖さがあった。でも個展をやると決めて、言葉にした途端にすべてが動き出して、どんどん形になってきた。この感覚がとても楽しくて、毎日わくわくしながら制作をしている。

制作をすると、机の上が紙でいっぱいになる。ノート、印刷用紙、手紙。書いたり、キーボードで打ったり、たくさんの文字を残す。ネットで検索したり、頭の中を書き起こしたりする。だんだん疲れてきて、音楽を聴く。疲れたなーと思って、時計を見ると4時間経っていることなんてざらだ。それほど形にするという行為は時間がかかる。

わたしは言葉の力を信じている反面、言葉を残すことは怖いとも思っている。言葉は常に揺れ動く。放った言葉は、明日には嘘になっているかもしれない。それでも人は言葉を残し続ける。不思議。どうにか分かってほしくて、でも分かってもらえなくてもいいと思っていて、消えない言葉の呪いを受けている。

そんな言葉と自分の思考と毎日向き合っている。どうしても言葉が出てこない日も、疲れて制作ができなくてもnoteだけは書く。個展までの毎日、あと2ヶ月。どうにか形になりますように。



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◎アズ初の“言葉の個展”を開催します🌼

タイトル「痛い、心臓、」

『わたしは弱い生き物である。何かに縋ってないと、誰かに甘えていないと、生きていけない。なのに、いつだってわたしは1人きりである。「わたしはどこまでいっても1人きりである」という宣言は、弱いままで強くあろうとする1人の人間としての決意であった。』

弱いわたし自身について、きらきらしていないまま、弱いままで強くあろうとする姿勢を、言葉を通してお見せします。



日時:2024年12月28日(土)〜30日(月)
13:00〜20:00 (LO19:30)
※ワンドリンク制になります。

場所:喫茶星時
住所:岐阜県岐阜市神田町3−3 カンダマチノート2F
名鉄岐阜駅から徒歩10分。お車は周辺のコインパーキングへ。



展示内容は、

- 詩の壁展示
- インスタレーション
- 展示した詩、書き下ろしのエッセイを収録したZINE
- 個別ワークショップ「手紙屋」(終日開催)

それぞれの詳細についてはまた後日お知らせします📢

6年間言葉を綴ってきて、初めての対面イベントとなります。どんな景色が待っているのだろう。どんな出会いがあるのだろう。あなたにお会いできることにわくわくしながら、毎日準備を進めています。


アズの言葉をより近くで感じてもらえるように、毎日noteを始め、開催まで様々なコンテンツを発信していきます💐そちらも合わせてお楽しみください!



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アズ
「温かで穏やかな光を見失わず、貴方が生きていけますように。」 そんな気持ちでnoteを届けています。 気に入ってもらえたら【スキ】【フォロー】 さらに【サポート】で応援して頂けるととっても光栄です。