永遠に議論されているあのテーマについて
男女の間に友情は成立するのか。
永遠に語られるテーマだけど、多様性が叫ばれているこの時代にこうした議論をするのならば「性の対象である他人との間に友情は成立するか」という議論の方が正しいかもしれない。
ノンケの友人に片思いをしていたゲイの友人は、自分の想いを彼に打ち明けたら友情が壊れてしまうことを危惧して思い悩んでいた。
私が人生で初めて告白されたのは高校一年生の春だった。
高校生になって初めて持たせてもらった携帯に、中学時代に隣の席だった男子から届いたメールには「ずっと好きだったんだけど付き合わない?」と書いてあった。
彼と話すのは楽しかったけど、恋愛感情は持てずに「ごめんね」と返信した。それから彼とは一切連絡をとっていない。
私は彼に対して友情を感じていたけれど、彼はそうではなかったのだとわかった瞬間、私たちはそれまで通りの「気のおけない友人」には戻れなかった。
人が人に対して抱く感情は様々だけど、どちらかが「友情」を感じていても相手が「愛情」を感じている場合もある。
お互いの抱いている感情の違いに気づいてしまった時、それまでの関係性は崩れてしまう。
男と女・性の対象となる他人との間に友情が成立する場合もたくさんある。しかし、それはお互いが同じ感情を抱いていないと成立しないし、いつその関係が崩れてしまうかわからない。そんな危うさを秘めた関係であるのだと思う。
#毎日noteとは
複数人で毎日違うお題を出し合って、考えたこと、思ったことを書いています。
本日のテーマ
大テーマ→男女
小テーマ→友情