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【私の生き方実験①】私、今日から家を捨ててみます。
住んでいた家を捨ててみたいと思ったのは、2021年秋頃のことでした。
少しだけもの悲しさが香る秋風のなかで、この数年を振り返り、なんだかそう思ってしまった私。
「家、捨ててみたい。」
思えば私のリビングエニウェアはあの時はじまったのかもしれません。
はじめまして、あずです。
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はじめましての方も、そうでない方も、こんにちは、あずです。
私は今、全国でリビングエニウェアな暮らしをしています。
【1分で読める私のこと】
北海道生まれ、日本在住。大学卒業後看護師となり、約1万人の命や心に触れたことで「本当に後悔しない人生とは?」という疑問を持つ。高校生でみたカナダの大自然が忘れられず、「いつかはこの目で世界中の美しいものをみたい」と28歳でフリーランスへ。自身も最高月収300万円まで稼いでみたものの物理的な豊かさと心の豊かさはリンクしないと知り、持たない暮らしへ。今は9割の物を捨て、リビングエニウェア中。
詳しい経歴や自己紹介はここでは野暮かなと思うので、興味がある方は以下をご覧くだされば嬉しいです。
今回は、いま私が行っているリビングエニウェアな暮らしを、共に共創してくれているLivingAnywhere Commons(以下、LAC)さんへのユーザープロジェクトへ寄稿として、以下をお届けさせていただきます。
リビングエニウェアという生き方を伝えたい
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私が今回LACさんと共創しながら行いたいことは
リビングエニウェアという、こんな暮らしもいいんじゃない?を伝えたいということ。
・家は定住するもので、
・仕事は会社に行くもので、
・部屋は広いのがいいことで、
・家電や家具は所有するもので、
・物はたくさん揃えるのがいいことで、
・旦那さんが住んでいる場所に住むもので、
そういういろんな「こういうのが当然だよね」を、私は疑って生きてみたい。
そのなかの一つの選択肢として、今回はリビングエニウェアな暮らしを実践しながら、こんな生き方もいいんじゃないか?を、私は伝えていきたいのです。
なぜ、そう思うのか?〜私のLife Story〜
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私がなぜリビングエニウェアな暮らしをしながら、こんな生き方もいいんじゃない?を伝えていきたいのかというと、それは幼少期からの経験に遡ります。
■幼少期の私はとても小さな世界で生きていた
北海道にある小さな田舎町で育った私は、広々とした土地とは裏腹に、周りの大人が農家か公務員という小さな世界で生きていました。
フリーランスなんて働き方は当時はまだまだマイナー。パソコン一つできる仕事なんてありませんでした。
仕事はどこかに通うもので、家は職場の近くでかまえるもの。それが私の当たり前でした。
■高校生ではじめて世界の広さに感動
そのまま地元で育った私は、高校1年生でカナダにいきます。
2週間の短期留学。とても短い期間だったけれど、当時の私に異文化の教育や土地のもつエネルギーは、とても衝撃を覚えるものでした。
特に衝撃だったのは、この2つの景色。
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もしも世界にこんなに美しい景色が他にもあるのなら、私はそれをこの目でから死にたい。
そう思いました。
■それでも感情は一瞬だから、当たり前に社会人へ
ただ、そんな気持ちは長くは続きません。
大学受験の時期が来て、進路希望の紙が配られ、いきたい大学を、その後なりたい職業を、少ない選択肢のなかから書かなければいけない時期が私にもきます。
「どこにいっても仕事ができるように。できるだけ安定して一生食いっぱぐれることのないように。」
そうやって私は、看護師になりました。
■いつかは旅をしてみたい
社会人になったあとも、私のいつか旅をしてみたい気持ちは小さな灯火のように胸のなかにありました。
いつかお金が貯まったら・・・
とりあえず3年勤めたら・・・
そうやって気づけば3年が経ち、私は勤めていた病院をやめました。
■はじめて行った1人海外は思ったよりも楽しくなかった
本当はそのあと、1人世界一周に行きたかったんです。
貯金も貯めた。3年勤めた。でも私には勇気がでない。だから当時の私は1人でタイに行きました。
率直な感想はね、はじめての一人旅はあまり楽しくなかったんですよ。笑
思った以上に寂しくて、もっと英語を勉強しなきゃと思ったし、安心できるいいホテルに泊まったり、たくさんの観光スポットに行くためには、「お金がなきゃ」と思ったんです。
■もっとやってみたらよかった。そう言い残して死にたくない。
その後、私は再び看護師として勤務しながら、なにげない毎日を楽しんで暮らしていました。
これでいいよね。これも幸せだもん。高望みするのはナンセンス。
そう思っていたけれど、たくさんの人が「もっと挑戦すればよかった。」と亡くなっていく看護の現場にいて、私は次第に思うんです。
「死ぬ時になって、もっとやってみたらよかったと言いながら、私は死んでいきたくない。」
そうして28歳の頃、私はフリーランスになりました。
■最高月収300万円を手にして、私は何かが変だと思った
フリーランスになり、本当にたくさんの経験をしました。
・億万長者という人にたくさん会って
・有名な起業家さんたちに大事にしてもらって
・売上高が2兆円を超える大企業の社長の看護もして
・私自身も稼ぎたいと躍起になって
・やってみたらちゃんとお金は稼げて
・いいホテルに泊まり、成功者という人に囲まれて、もっともっと!と自己投資をして・・・
でもね…私途中からなにかが変だと思っちゃったんです。
世界がこっちとあっちに分断して、乗り遅れたらさようなら。みんな何かについていくのに必死で、今ここにある幸せから離れていく。
(それは例外なく、私自身もね。)
いつだって私たちはなにかに過剰に期待をして、いつだって私たちは自分を優先して生きていて、ポジショントークとキラキラトークと、そのなかで生まれる小さな劣等感や優越感を日々肥やしながら生きている。
もちろんそれは私の世界の見方なんだろうけれど、それでも私はそんな日々から自分を少し離してあげたかった。
そして、そうじゃない次の時代の暮らしや生き方にトライしてみたかったんです。
私はただ、やりたいことをやってみたい
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「家を捨てよう。」
そう思ったのは、私がただ今の世界の在り方と自分の在り方をみつめたときに、何かが変で、そうではない暮らしがあるのなら、それはどういうものなのだろう?と感じたからです。
新しい暮らしをやってみたいけど、やってなにになるかはわからない。
でも、私はわからないからやってみたい。
やってみて、どう思うのか?を自分の心に聞いてみたい。
物を持たない生活や、誰かと住まいを分かち合う生活、ここが私の場所と呼んでいた定住の家を持たない暮らしが、本当に「こんな暮らしもいいな」と思うのか?
私の今回の実験は、そんな気持ちからはじまりました。
110名が教えてくれた!本当はリビングエニウェアしてみたい
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今回LivingAnywhere Commonsさんと共創させてもらうなかで、「そもそも私のこの暮らしの体験が、誰かの役に立つのだろうか?」と思い、アンケートをとらせてもらいました。
結果は、約3日間で110名の方が答えてくださり、
・多拠点生活に興味がある人は全体の80%
・実際に近しい人でそういった生活をしている人はほとんどいない(全くいない〜数名程度が87%)
・費用面や環境面での心配が大きい
・多拠点生活ができるサービスを50%の人が不知の状態
ということがわかりました。
1人でもやりたいと思っている人がいるのなら。
だけど、そもそもそんな暮らし(サービス)を知らなかったり、気持ちのどこかで無理だと思っているのなら。
私は自分の体験をシェアしたい。
そこで今回、LivingAnywhere Commonsユーザープロジェクトとして、
「私の生き方実験〜次の時代の暮らし方(Livinganywhere)を実践して〜」
と題し、リビングエニウェアを広める活動を開始させてもらった次第です。
私があなたにお届けすること
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私はいま、4月からLivingAnywhere Commonsさんのサービスを使用させてもらいながら、リビングエニウェアな暮らしをしてみています。
その経験を通して、私があなたに届けるのは以下の2つ。
①LivingAnywhere Commonsの各拠点情報や多拠点生活の実際をまとめたWEBサイトの運営
②実際にリビングエニウェアな暮らしや働き方をしたい人との交流
①は、こちらのサイトで随時更新していきますので、どうぞご覧ください。
②は現在、日本最大級のフリーランスコミュニティ「新しい働き方Lab」さんと共同で行っているこちらのプロジェクトで運営をしながら、お届けしていきます。
それ以外にも、たくさんの人と出逢いながら、できる限りをやっていきたいな。
今回ご協力いただいたLACさんに心から感謝すると同時に、まずは今回のユーザープロジェクトに至る私の気持ちと経緯をお届けさせていただきました。
長くなってしまったのに、読んでくれてありがとうございます。^^♡
あなたの人生が、もっともっとやりたいことに挑戦できるものでありますように。
あずでした☺︎
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