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学びに一番大切なもの・・・フィードバック


娘はミネルバ大学の1年目をサンフランシスコでスタートしました。

初めこそ、アメリカで一番治安が悪くホームレスが多いサンフランシスコのテンダーロインで暮らしていくことにショックを受けていましたが(私も、送って行って本当に驚きました。出会う地元の人みんなから、そのエリアは立ち入らないほうがいい、と言われました😱)、大学のスタッフ、そして世界中から集まったクラスメイトと出会い、ファウンデーションウィークを送る中で、あっという間に恐怖感などは克服したようです。

どうしてテンダーロインに敢えて入っていくのか、そこでCivic Projectをやるのか。3学年上の先輩が作ったドキュメンタリービデオを観て、考えることもあったようです。(https://youtu.be/TirWnAJ9nXM?si=RSGAJu6AehRl03Ii


さて、そのミネルバ大学のインスタグラムで、こちらが紹介されていました。
この方がこの大学を選んだ理由は、世界7都市を回りながら大学生活を送れること・・・ではない、ということです。

彼女がこの大学を選んだ理由は、教授からのタイムリーなフィードバックがたくさんあるから、ということです。毎クラス後のそれぞれ個人に向けたフィードバックがあるからこそ学べる、学期の最後にひとつのテストを受けてそれで終わりというのは本当にストレスフルだと述べています。その方法だと数ヶ月には何も覚えてないだろうとも。

この時代、AIやYouTubeやらの台頭で、学びのリソースは本当にいくらでもある、だから何かをただ教えてもらうための先生は要らないわけで、自分を成長させるために必要なのは、細かいフィードバックと共にあるガイダンスであると、彼女は書いています。


とても共感します。
学ぶだけなら、マテリアルはいくらででもあります。

実は、、今回の投稿は、ミネルバ大学について、、
ではなく、自分の仕事(英語サポート)の、フィードバックにまつわる私自身の悲喜交々についてです🙈

私は英語習得サポートをしていて、フィードバックを特に大切しているため、毎回レッスン後には、細かなフィードバックを生徒さんにシェアします。「必ず私は当日中にフィードバックを書くので、翌日以降早いうちに確認し、自分の理解や質問や感想を一言でもいいのでコメントに残してね」と伝えているのですが、フィードバックを読んでいない生徒さんや親御さん(小さいお子さんの場合)も、かなりの数いらっしゃいました。


フィードバックに対し細かに反応し状況をシェアしたくださる場合(上の場合は小学生の生徒さんのためコメントはお母様)は、たいてい、英語力の伸びがすごいです
私からのコメント返信にさらにコメントをお返しされることも時々あり、時間がかかり大変ではありますが、意味のあるやりとりの場合、1レッスンが何倍もの濃さになることもあります

その日のレッスンのポイントや気づいたことをコメント欄で再度文章でお伝えするも、読んでいらっしゃらない、あるいはスルーの方は、やはり次のレッスンでまた同じところから繰り返し、ということが多く、なかなかレッスン内容やレベルを進めていけません


自らに学ぶ気持ちがある場合、フィードバックは本当に大切な学びのポイントになりますが、自ら求めずやらされている場合、あるいは、できるようにはなりたいけど真剣に取り組む気はない場合、レッスンの瞬間は頑張ってくれていても、フィードバックは耳に入らない、あるいは入っても筒抜けていってしまうものなのですよね。。。

それが肌でよく伝わってくるため、2学期からのレッスンのご受講は、「生徒さんご本人がやりたいと思っている場合」のみレッスンをお受けし、「親御さんが英語をやらせたい」場合には、レッスンをお受けできない旨お伝えすることにしました。
すると、きちんとフィードバックを読みレッスンを振り返り、コメントを残してくれる生徒さんがほとんどになりました!(ありがとう!✨)


フィードバックをどれだけきちんと受け止めていただけるかについて、実は反対に嬉しく思う瞬間もありました。

夏前に生徒さんにお願いしたアンケートで、OECのレッスンの良いところ、改善するとよい点を訊いてみたのですが、その際、レッスンの良い点として、こんな回答をいただきました。紹介させていただきます。
フィードバック含めここまでレッスンでお渡ししているものを受け取ろうとしてくださっている方もいるのか!とジーンとしました🥹

OECのレッスンの最大の魅力、それは梓先生に尽きます!
本当に使える英語を素早く楽しく身につけること、そのための必要な過程を熟知していて、伴走者としてその子の現在地から歩くべき道を示して下さること。レッスン自体も大変素晴らしいですが、レッスンに加えて、いつどんな事をしたか毎回全てのレッスン内容が見える化されており、フィードバックがあり、生徒の辿った道を記し、また今後の道を明確に提示して下さるため、レッスン外でも英語を身につけるためのヒントを沢山頂けています。個人レッスンでもここまで徹底して丁寧によくアウトプット下さる先生はいないと思いますし、レッスンとレッスン前後の先生の丹念さが、生徒の成長の可能性を更に広げて下さっていると感じます。また、マテリアルとレッスン外の作業で誰かが同じ手法を取れば、OECと同じ成果を出せるかというと少し違うと思っていて、梓先生は目標の先の世界を知っていて(英語は通過点の目標であり、英語習得の先に広がる世界。レッスンで様々なトピックを扱う事からも垣間見えます。)、目の前にいて変化し続ける生徒にその世界に辿り着くには何が必要で何が優先か見極める判断力と、常に細かく提案、指導し続ける追求力が高いと思うからです。生徒の視野を世界を広げたい「想い」と、診断・助言・指導と解決策までの立案における、生徒個々への「的確性」と「緻密性」の差が習得のスピードを加速させていると感じ、優秀なコンサルタントに出会えてサポートして頂けていること、感謝しかありません。ですので、OECレッスンの魅力は沢山あるかと思いますが、最大の良さをひとつだけ選ぶとするならレッスンをする梓先生ご本人です!!

アンケート「OECのレッスンでよいと思うところ」に対してのご回答N様


なかなかここまで汲んで受け止めてくださる方は少ないので、そして大変褒めてくださって、、有難いことです🥹🙇‍♀️


私は週1回の継続レッスンのほか、「単発コンサル」として、1回きりの単発サービスも行っています。
60分間で生徒さんの今の英語レベルをチェックし、今後学ぶと良い領域をリンク付きのマテリアルスライドにしてお送りする内容です。

コンサルマテリアルスライドは、お会いした生徒さんの現状や年齢、この先の目標などを踏まえ、レッスン後、じっくり考えてお作りしているのですが、こちらのマテリアル、、受け取るのみで終了になってしまっている方もわりといらっしゃるようなのが、気になっています。

マテリアルがあるからと言って、ご自身で学びを進めていくことは簡単なことではありませんよね。リソースはオンラインにいくらでもあります。ありすぎて何から始めたらいいかわからないくらいです。
ですから、その中から、今はこれをやるといいよ、というものを選び取ってお渡しするコンサルスライドをお作りしているので、まずはそのリンクをひとつずつ踏んで、その先にある学習を地道にひとつずつ進めていただきたいのです。

ですが、ご自身にきちんとやる気も意欲も行動力もあるな、という方でさえ、、数ヶ月後に、私も入っているほかの英語・留学関連のプラットフォームで同じ質問をされていて、「〇〇に今探しているサービスがありますよ」と、あるウェブサイトをお伝えすると、初めて知るサイトかのように「〇〇ですね!調べてみます!」のようなお返事をいただいたこともあり、、、
でも、そのリンクは、コンサルマテリアルに説明も加えて書いてあるのです。。。
このくらいやる気がある方でも、カスタムしてお作りしたコンサルマテリアルのスライドを見てくれていないのか、、、リンクに飛んでもいないのか。。。と、非常に残念に思ったこともありました。


ですから、今後負担が大きい割に伝わりにくいコンサルサービスは休止しようかと考えています。

継続のレッスンの生徒さんには、しつこく、「やるからにはフィードバックを読んで、何を学んだのか、何がポイントだったのか、自分のできていないことはどこで、何を意識して宿題に取り組めば良いのか、、意識してみてね」と伝えていこうと思います。

(レベルの高いことなのは承知していますが、これができるようになるかどうかで、学力や知力というものの段階が変わってくるように思うので、うざいと思いますが、声をかけ続けていこうと思います。そしてやる気のない場合には一旦ストップしてもらい、主体的に学びたいと思った時に英語は再開したらよいよと声をかけていこうと思っています。)

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