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子どもを植物に例えたフレーベルに想う、教育における待つことの大切さ

少し前にあげたこちらの投稿、たくさんの人に読んでいただき、ありがとうございます!

ただ、今回は、この、たった数日前の自分の考えを覆すようなことを書かせていただきます🙏

本当に自主的に課外活動をしている高校生たちが眩しかった


今の中高生たちが、先を見据えての活動で追われていることを心苦しく思っていた私ですが、、一昨日、もしかしてそれって余計なお世話だった?と思うようなことがありました。

高校1年生たちのプレゼンを4つほど、直接的間接的に聞く機会があったのですが、それらが、本当に、純粋に、自分のパッションから動いていて、それを伝えたい!と思ってスライドやプレゼンにして話してくれているのが100%伝わるもので・・・

「何かのための課外活動で忙しくなっていて気の毒、もっと子どもらしくいる時間を」
なんて思ってしまったことに、
「すみませんでした!余計なことでした!ごめんなさい!!🙇‍♀️」
と言いたくなりました。


高校1年生で、こんなに、自らの身の回りで思うことに対して真摯に考え、動き、学び、周りを巻き込み思いを伝える活動ができていること、本当に素晴らしいなあ!と。。。
親や先生の手やヒントなんてまったくはいっていないところで、自分で見つけた問題意識に対して動いている子たちがこんなにもいることに、感銘を受けました。

活動やプレゼンの詳細は、特に許可をもらわなかったことと、いろいろ所属がわかることにつながるかもしれないので伏せておきますが、もし後々、機会があれば紹介させていただきます。

とにかく、そんなふうに、自分個人で発見した問題意識を、誰に頼まれずとも拾い上げて活動し、それを同年代にプレゼンし、真摯な思いをぶつけることで、まだその段階になかった仲間たちもきっと感化されて、考えて、そしてそのうちに自分でも何かに気づいたり動き出したりするんだろうな、、と感じました。


だから、中高生、「課外活動とかに追われなくてもいいんじゃないか」という発言は、こういう彼らにとっては、まったく余計なお世話だなと💦


前回の投稿と同じ思いなのは、大人の手は、やっぱり、あまり入る余地も必要もなく、「こんなのやってみたら?」と紹介するのは、むしろ子どもたちの邪魔なのかな、と思うことです。

放っておいたら、子どもたちは自らこうして動き、明るい未来志向の渦を生み出し、動いていくのかな、と思いました✨


ただ、、
もちろん、こういった子は一握りかもしれなくて、こんなキラキラした活動を見て、ピアプレッシャーを感じてしまう子もいるだろうと思います。その子にとってはその段階は「いまじゃない」のだと思います。

子どもの成長段階って本当に個人差が大きいな、と、最近、改めて思います。

優劣ではなくて、ただ、違うんです。
準備ができたというタイミングは、同じ学年だからって同時になんてきません。

結婚する準備ができたと思う時期だって、人によって全然違いますよね?(笑)

だから、やはり、強要することなく、みんなが同じようにしなくても待ってもらえる状態を、そんなシステムを、大人は作っていきたいなと思うわけで、その点では、前回の投稿と全く同じ思いです。

フレーベルは子どもを植物に例えた

幼稚園を作ったことで有名なドイツの教育学者、フレーベル(フリードリッヒ・フレーベル(Friedrich Froebel, 1782–1852))がいますが、彼は、子どもを植物に例えました🪴

私は大学で教育学を専攻したので、こういったことを知る機会がありましたが、普通はあまり出会わないかもしれないので、共有してみます。

以下は私の理解です。

子どもはそれぞれに違う種のようなもので、その育ち方や育つ様はそれぞれまったく異なる。親や教育者は庭師のようなものであり、その植物がどのようにしたら健やかに育つかを見極めて、水をやったり、日当たりを良くしたり風除けを作ったりすることが仕事だと。日陰を好む植物もあるし、肥料を定期的に必要とするのもあれば、しない方がいいものもある。葉をたくさん茂らせる植物もあれば、そうでないものもあり、ひまわりのように大輪を最後に一輪咲かせるものもあれば、小花がたくさん咲くものもある。。

いくらその芽がほかのものに比べてなかなか育たないように思えても、引っ張ってしまったりしたら、大きなダメージを与えてしまう。

同じ種類だとしても、茎の太さや伸び方はそれぞれ、個体差があるわけで、その唯一無二の植物を愛でたいですね。

そして、覚えておきたいのは、すでに種子の段階で、植物は成長に必要なものはすべて持っているということ。。


子どもたちがThriveする時期ややり方はきっとそれぞれ違うので、教育もじっくり待てるシステムにして、その子その子の内側から出てくるパッションによる活動を見たいな、とやはり思うのでした。

ちょうど最近、前回と今回に重なる部分があると思うこんな記事を読みました。メディアだからか強い書き方ですが、、、根底に流れる想いには共通したものがあるのかな、と感じました。要はその子のタイミング、その子が伸びたい方向に伸びるのを待って支えよう、ということだと思います。

子どもに金融教育をしてもいいと思いますが!😁

実は、先にあげた投稿では、インターネットやSNSの負の側面に注目し、「子ども時代を奪わないでいたい」と書きました。
でも、、、
先にあげたようなしっかり準備が整っている子どもたちは、本当に成熟していて、インターネットやSNSをプラスに使ってどんどん育ち、大人と対等になっている部分があるような気がします。彼らの知識や成熟度を過小評価してはいけないな、と感じます。
(子ども時代が短い、という点ではやはり真なのですが、それがよくないのか、どうなのか、、そこから定説を疑う必要も感じます・・)


ただでさえ個人差が大きい子どもの発育や知識量は、テクノロジーの時代、もっとその差が広がっていくようで、それを認めて、教育はもっと個に対応していくしかないのかな、と感じます。

一部の子どもたちは、Technologyを使って自らにTeachingを行い(子ども自身で自分をどんどん教育し)、上昇しているように思います


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