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自乗和の麗しい導出

自乗和という呼び方は非公式的なもので,,,
要は,$${\sum_{k=1}^{n} k^2}$$についての公式です。

以前,どこかで知った証明法です。
紹介させて下さい。

数オリなどで「麗しい数」など使われているのを見て,
そういった背伸びした言葉を使ってみたくて,,,
お付き合い下さい。╰(*´︶`*)╯


導出

以下の3つの三角形状をした数列を考える。

この三角数列は上から順に,
1が1つで$${1×1=1^1}$$,
2が2つで$${2×2=2^2}$$,
3が3つで$${3×3=3^2}$$と,
$${k^2}$$までを表すことができる。
(便宜上,『三角数列』と呼称しており,正式な名称ではない。)

上の頂点から順に増えていく三角数列①
右下の頂点から順に増えていく三角数列②
左下の頂点から順に増えていく三角数列③

次に、3つの三角数列の和を考える。

三角数列①,②と③の和を3で割る。

特徴としては,行列を計算するようにそれぞれの数字の位置ごとの和をとる。
例:三角形状一番上について,1+k+k = 2k+1 となる。

また、全ての位置についても下図のように 2k+1 となる。

画像,2k-1じゃなくて2k+1です。_:(´ཀ`」 ∠):

$${\frac{1}{2}  n  (  n+1  )}$$個だけ$${2k+1}$$が存在する。

三角数列のイメージ

上から$${2k+1}$$が1個
   $${2k+1}$$が2個
   $${2k+1}$$が3個



   $${2k+1}$$がk個

つまり$${2k+1}$$が(1+2+3+・・・+k)個

尚,(1+2+3+・・・+k)について,その和を$${T_n}$$とおくと、

$$
\begin{array}{}&T_n&=&1  +  2  +  3  +  \cdots  +  n\\&T_n&=&n  +  \cdots  +  3  +  2  +  1\\\\Then  we  add  up\\the  two  equations  above, we  get \\\\&2T_n&=&n  (  n+1  )\\\\Thus,Tn=\frac{1}{2}  n  (  n+1  )\end{array}
$$

初項1、等差1の数列の和の公式の導出

であるから、

$$
\begin{array}{}\sum_{k=1}^{n}k^2&=&\frac{1}{3}  (  2n+1  )  \frac{1}{2}  n  (  n+1  )&\\\\&=&\frac{1}{6}  n  (  n+1  )  (  2n+1  )&\end{array}
$$

以上です。


最後までお読みいただきありがとございました。

自分で読み返してみても,分かりづらいなぁと思う内容ですね。
╰(*´︶`*)╯<( ワタシノ語彙力ハ麗シクナイ! )

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