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みんなの夢AWARD14ファイナリストに選ばれました
社会課題の解決を目的としたビジネスコンテスト「みんなの夢AWARD14」のファイナリストになりました。
3月12日(火)、15時から2000人の観客を前に、渋谷公会堂でグランプリ・準グランプリを決めるためのプレゼンをします。舞台に立つのは私ですが、友人の宇野由香さんと一緒に作り上げている事業です。
今年の一次審査の応募数は438人。やりたい事業、これまでの活動などをフォームから応募しました。
二次審査に進んだのは64人。三年間の事業計画・収支計画、パワポ資料と5分間プレゼン動画、集団オンライン面接がありました。これを突破してファイナリストに選ばれたのは7人です。連絡を受けたときは本当に嬉しく、その日は夜ご飯も食べられないほどでした。
「すごいところに立っているんだな」
という実感が湧いてきました。これまでの経緯をまとめようと思います。
どんな事業をやりたいのか
「目が見える人と見えない人が、旅行を通じて同じ景色を見られる社会の実現」を目指して事業を考えています。私は旅行が好きです。でも、非日常を楽しむ旅行は視覚障害者である私にとって、障害を感じざるを得ません。どういう部分に障害を感じるのかを三つに分類し、それらを解決する仕組みを考えています。(プレゼンのネタバレになるので、詳しくは伏せておきます)
始めようと思ったきっかけ
いつもならやり過ごしてしまうような、ゆかさんとのlineがきっかけでした。私が、行きたい旅行先があったものの、現地でサポートしてくれる人が見つからず、断念したことを話しました。時間をかけてエネルギーを使って探せば見つかったのかもしれません。
でも、そこまでする気力がなく、あきらめたと伝えました。するとこんな返信がありました。
「見える人がいないから行きたい場所にいけない、そんなのおかしいよ」
と言うのです。私は何度も旅行をあきらめる経験をしてきたことから、よくあることだなと思っていました。やり取りは続き
「ねぇ、これ仕事にならないかな?」
というメッセージに
「なるかもね!」
と返したことがきっかけになりました。
「梓さんと一緒に何かやりたい!私たちの強みを生かして社会に発信していこうよ!」
と言ってくれたゆかさんと二人で動き始めました。
何から始めようか
lineできっかけができたのが10月。そこからやり取りを重ね、何をやりたいのか、どんな思いでやりたいのかたくさん話をしました。
11月。まずは事業計画を作り始めたものの、事業資金も人脈も知識もないね、という
ことになり。
「ビジコンだ!ビジコンに出ればいいんだ!」
調べたコンテストが「みんなの夢AWARD」でした。
このコンテストのことは知っていました。出そうと思ったものの、一次審査の締め切りまで2週間ほどでした。
「どうする?また来年にする?」
という私に
「いや!せっかく梓さんが見つけたんだし、チャンスがあるならやってみようよ!」
と言ってくれ、一次審査に向けてがんばりました。
コンテストに向けて
二人で
「これいいね!」
「どうしよう…」
「もっとこうした方がいいんじゃない?」
朝10時から18時頃までほとんど休憩もなく作り上げた資料!何度も何度も見返して出した一次審査!無事通過して、ほっとしている時間もなく、二次審査がありました。年末年始、ゆかさんは我が家に通い、娘にパワポを手伝ってもらい、夫には事業や収支計画でアドバイスをもらい作り上げました。今出せる全力を出し切ったと思えた二次審査。
もちろん受かりたいけど、ここまでやって落ちたらそこまでの実力だったってこと
だなと、次を目指そうと思っていました。そこにファイナリストに決まったとの連絡。嬉しかったです!
「ママの嬉しそうな顔が忘れられない」
と娘に言われました。
ゆかさんは発表時間の17時に合わせて、仕事の帰りにカフェで連絡を待ってくれていました。
「やったぁーーーー!!!!」
電話であることを忘れ、大音量の私の声に
「嘘でしょ・・・」
と放心状態のゆかさん。
「ほんとです!受かりました!」
ジワジワ実感が沸いてきたみたいで、泣いてました。さぁ、ここからです!
ファイナリスト合宿
20・21日とファイナリスト7人が集まる合宿がありました。事業パートナーであるゆかさんは、ガイドヘルパーとして参加してもらうことができました。一度オンラインで顔を合わせているファイナリストの方、スタッフの方々と、初めてのリアルで会うことができました。
初対面の方なのに、共通の知り合いがいたりと、驚きでした。
濃い二日間でした。ビジネスの事、プレゼンの事、たくさん刺激を受け学んだ時間でした。
事業としては本当に未熟で、先日の渡邉美樹代表理事による経営指導でいただいたアドバイスと合わせて考えていきます。
「これをやりたい!」という強い思いがある方々との出会い。
早速SNSでも繋がることができ、ずっと応援したいと思える方々と出会えました。3月12日を目指して二人でがんばっていきます。こちらから当日の観覧のお申し込みをお待ちしています。
応援していただけると嬉しいです。
※みんなの夢AWARDのロゴ使用については、みんなの夢AWARD事務局様から許諾をいただいています。