芸術の秋「マリア・カラス ディーヴァが愛した真珠」@MIKIMOTOホール
秋も深まって来ました。
この時期は金木犀の香りがとても心地よく、
街を歩いていてもふと香ってくる甘い香りに癒されています。
毎朝、子供を送りに外へでた際も
金木犀の香りに清々しさを感じながら1日の始まりを感じて、
夕方は、1日を終え疲れた身体に染み入る金木犀の香りに、再びパワーを得ています。
その後の、食事の支度や、子供の勉強、就寝までの一仕事へのエネルギーになっています。
今年の秋は、例年よりも香りが甘く、優しく感じています。
先日、現在銀座4丁目のMIKIMOTOホールへ、
マリア・カラスの生誕100周年を記念して開催されている
MIKIMOTO 「MARIA CALLASーディーヴァが愛した真珠」へ行ってきました。
20世紀を代表するオペラ歌手のマリア・カラスのファッションに焦点をあて、
実際にお召しになっていたドレスやアクセサリーが展示されています。
またMIKIMOTOのハイジュエリーとのコーディネートも見られ、とても贅沢な展示会でした。
展覧会鑑賞は無料な上、守衛さんはいらっしゃるものの、写真撮影もOK。
そして展示品自体もとても近くに展示されているので、
かなりの至近距離でパールジュエリーだけでなくハイブランドのドレスも拝見できます。
また、平日の昼前に伺ったところ他のお客様もおらず、私ひとり。
思いがけずとても贅沢な時間となりました。
マリア・カラスさんはとてもスレンダーで長身なお方だったようで
展示されているハイブランドのドレスは、
今の時代にお召しになられていても違和感がないものばかりでした。
トップ画像の左端はエミリオプッチのプリント柄のプリーツドレス。
その右隣はイブサンローランのブラックドレスです。
眺めながら、ついつい袖を通してみたい衝動に駆られるほど状態もよく、
その展示ドレスの存在がなんとも言えないリアル感に満ちています。
お帽子やファーのコート、実際にお履きになられていたパンプスも数足ほど展示されていて、
そのパンプスに残された足の形跡は、過去に実在した人の存在を時を経て感じ取ることができ、
まるでマリア・カラスさんのご自宅のクローゼットに
そっと足を踏み入れたような感覚になります。
そして、コンサートを終えて帰って来そうな、そんな雰囲気すら漂っていました。
こちらは今回のメイン展示となっているレプリカ衣装の真紅のドレスになります。
コーディネートされているMIKIMOTOのパールネックレスは、
見たことのないような大粒のパールが何連にも重なっていて、
光沢感や粒の形、色合い、全てにおいて息を飲むほどに美しく、
これだけの大粒パールを揃えたネックレスを間近で拝見できる貴重な機会です。
大きな展示会場で開催される展示には、その素晴らしさがありますが、
今回のように貴重な展示品の数々を体験しながら近くで鑑賞できる良さが
この展示にはありました。
肌で感じる展示品の数々でした。
会期は24日までなのですが、宜しかったら、是非、足を運んで見てくださいね。
(会期は終了しております)
https://www.mikimoto.com/jp_jp/news-hall-2023-autumn-jp