【哲学】015 タレブの哲学思想から常識の疑い方を考える
哲学解説シリーズ第15回。
第10回からのシリーズものです。
引き続きナシーム・ニコラス・タレブの名言から哲学します。
今日はコイントスを題材にします。
問題です。
裏と表の出目の確率が完全に公平なコインを99回投げたところ、ここまで全部表でした。
さて、次の1回はどちらが出るでしょう?
この問題に黒い白鳥が現れるとしたらどの部分でしょう。
ここまでご覧になった方々には簡単な質問かも知れませんね。
手の付けられない理不尽に相対したとき、
私たちの取れる行動はそれほど多くありません。
しかしただ諦めて手をこまねく前に、
その現象が本当に黒い白鳥なのかを、
あらゆる視点からすることは出来るかも知れません。
今日はそんなお話です。