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【‘‘文体を編む’’】

偽りなく、ただ思いの丈を話すということは難しいことだと感じる。
私にとって、文体というものは、自分の中にあるものを言葉へと変えて編み出すものだというような認識があります。
編む上で、大前提に言葉を自らが選び、選び抜かれた言葉を編むべきか、編まないで捨て去るべきかということが問われるものだと私は思います。
文体は、時によって誰かの影響により、大きく変わることがあると感じます。
それは、本やnoteに記された文章というのは、誰かの思いが言葉として形作られたものであり、そうした言葉や文体には言霊が宿っているものだと捉えています。
固有の文体へと構成するまでには、長い年月がかかるものだと思います。
文体というものは、非常に抽象的な概念であり、我々は読む行為によって、文体に惹かれることがあります。
何故、文体に惹かれるのか、それは文体を紡ぐ書き手の精神に導かれた筆意によるものなのではないかと考えることがありました。
筆意の持つ力は計り知れないものがあり、筆意によって読む私たちの心は突き動かされる場合もあります。
文体を編み続けながら、一つの文章へと形成させる過程を通して、磨き上げられた精度を高めながら綴っていく。

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