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【‘‘考察感想しない映画論’’】

ー考察や感想を留めることについてー

週末になると、自宅や劇場で映画を見る機会が増えてきて、映画を見ることの楽しさを今さらながら実感している。
読書量を大幅に削ることで、映画を見る時間に多く費やすことが出来るようになりました。
鑑賞数を積み重ねるにつれて、自分なりの考察や感想をnoteにまとめることでしっかりとアウトプット出来ているという実感があり、鑑賞したものについては見たものの実像をしっかりと捉えて形に残したい気持ちがあるので書いて出来上がったものは出来立てホヤホヤの状態で投稿するように心掛けています。
たくさん映画を見るにあたり、考察や感想を書かずに放置してしまっているものも中にはあります。
純粋に見て、考察や感想が思い浮かばなかったり、自分の中ではイマイチだなと感じたものついては書くことはしません。
書くことはせずとも、見た作品についての記憶や情報は脳内に留まっています。
留まっているものも、時間を空けてまた書くこともあるかもしれませんし、考察や感想とは別に違う形として私の中で咀嚼したものを新しく再構築する場合もあります。
本を読んだり、映画を見たりしたものに対して、考察や感想、批評や評論などの枠組みに入れて書く必要はなく別のカテゴリーに属して書くことをしても問題ないと思っています。
見たもの/インプットしたものを直接書く/アウトプット/するだけではなく、全く無関係な事柄と繋げ合わせてみるというのも新しい発想だと思っています。
頭の中のイメージを文章に置き換えることは難しいことでありますし、取り入れたものを全て書く必要はないということが私なりの考えでもあります。
読書が好きな人、映画が好きな人、音楽が好きな人、好きというベクトルは違えど好きに対する着眼点というものは明らかに違いがあります。
読み方から見方、考え方まで解釈や理解は個人によっても様々であり自由であることは確かです。
私は一つの作品から、数えきれないほどの色んな人たちが考えによって生まれた解釈を知ることに喜びや楽しさ、学びがあるものだと思っています。

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