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危険な程に美味い信濃國の果物

これといって食べ物に特徴のない関東平野から8年前信濃國へ移民して感動したのが、果物の美味しさ。
「これヤバいね」
と、ジジイから若者言葉が口をついて出てしまう程に美味い。
今まで食べていた物は何だったのだろうと多くの移民が感じていることであろう。桃、葡萄、林檎、梨、栗、美味過ぎる(野菜に分類されるが西瓜とメロンも美味い)。食べ過ぎたいけど金がない助けて。

備忘録として今年、今までに食べた品種を記す。

桃(採れる順)

・赤宝
・あかつき
・なつっこ
・なんとか黄桃
・川中島白桃

なんとか黄桃の熟させた物が酸味と甘味のバランスが良くて好みだった。一番多く食べたのは川中島白桃だが、ちと甘味に偏っている。美味しいけどね。

林檎

・品種名忘れた
・シナノリップ
・サンつがる

品種名忘れたのが酸味が多くて美味しかった。世の中、甘味しか感じられない人が多いけど、お前らは果物食わないで砂糖舐めとけ。甘いのばかり売れる世の中になると、生産者が酸味のある品種を作らなくなっちゃうんだよ。

洋梨

・オーロラ

洋梨がこんなに美味しいなんて知らなかった…。感動の美味しさ。甘味と酸味が半々くらいで舌の上にとろける。僕もとろける。洋梨の木に土下座しても良いくらい美味しかった。

葡萄

・ブラックナイヤガラ
・デラウェア
・シャインマスカット
・雄宝
・多摩ゆたか
・巨峰
・サマークイーン
・クイーンルージュ
・ピオーネ

信濃國に来てから、葡萄が好きな果物第一位に躍り出た。品種が多彩で食べ比べが楽しい美味しい。
生っている時期の長い巨峰がとても好きだが、今年初めて食べたサマークイーンも酸味が多く甘味がさっぱりしていて美味しかった。
一番好きなのは葡萄の女王と呼んで差し支えない感動的な風味を誇るピオーネだが、ちと時期尚早。葡萄品種としては最後に出てくる。9月末から10月始めが勝負。その年の気候によるが、美しき時は一瞬。絶対に逃してはならない(よく逃してしまう)。



信濃國は冬が長くてアレルギー物質が多いのが辛いが、秋の果物がそれらを吹き飛ばしてしまう程に美味しい。これは住んでみなければ知り得ない楽しみだ。

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