ぼっちの東海道歩き旅 その14〜掛川宿→浜松宿〜
逆風(物理)のなか30キロ歩いてきました。
まず、東海道旅は東京から大阪の方面に向かっているわけなので、常に西の方角を向いています。そして、静岡の冬は「遠州のからっ風」と呼ばれる北西の風が吹き荒れるそうです。つまりどうあがいても進めば向かい風…。こんな圧倒的な不利、知らなかった…。
髪も帽子も吹っ飛びそうになりながら、前のめりで歩きました。これ、地味にHPを削られるから侮れない…。明日はもう少し穏やかになってくれることを願います。
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掛川宿→袋井宿
掛川宿を背に、行ってきます。
掛川〜袋井、そしてその先も、この辺りは当時の杉並木をそのまま残している場所が多いです。
あんまり間近でまつぼっくりが実っているところを見たことはなかったですが、よく見るとわんさかと鈴鳴りになっています。これが食べていいフルーツとかだったら夢のようなのに笑。
静岡の川は本当に「青」というか、「蒼」や「碧」が似合います。
袋井宿→見附宿
袋井宿は「どまん中」がキーワード。東海道五拾三次のうち、27個目の宿場になるからです。昨日、「結構進んできたのでは?」と思っていましたがやはり、もう半分まで迫ってきていますね。この旅にもいつか終わりが来るのか。
そしてここには、「東海道どまん中茶屋」という歩き旅スポットがあったのですが…
年末年始歩き旅のデメリットは、こういう施設が閉まってしまうことですね…泣く泣くベンチでカロリーメイトかじりました。最近歩き旅の食事時間をまともに取れてないことも多くて、カロリーメイトにはお世話になっています。
袋井宿を過ぎれば、いくつかの川を渡り磐田市に入ります。
なんだか浜松までずっと平野を歩くような気でいましたが、裏切られてしまいました。
あれ…もしかして今日も山登り…?と不安になってきます。
見附宿→浜松宿
明治の道を登りきれば、見附宿のエリアに入ります。坂道は一回だけでなく、アップダウンがここから天竜川まで断続的に続きました。
そういえば「見附」はそもそも、「兵が見張りをする場所」という意味だったはず。東京都民にはお馴染み「赤坂見附」も坂道が多いし、静岡の見附も同様でした。
意味から紐解けばアップダウンは予測できましたね…!今後見附に出会ったら心得ておきましょう。
そしてこの辺は面白い文化が。この辺の家々、90%くらいの割合で家の敷地内に小さな社があります。なかなか人様の家の神様をぱしゃぱしゃとれないなぁと思って、写真はないです。
関東でも敷地内に社があるのは見かけるし、ものすごいレアってわけではないのですが、こんなにもほとんどの家にあるのは珍しいなと思ってググりました。
「地の神様」として親しまれてるんですね!
この記事によると各家庭の地の神様だとしてもみんな10月には出雲に行くらしいので、そのことに驚きました。出雲の10月は本当に、神々で激混みになるんだなぁ。
そんな、歩きのスピードだからこそ見えてくる地域の文化を感じながら、天竜川方面に上がったり下がったりを繰り返します。
そして天竜川越え。
渡ればもう浜松市!なのですが、ここからが長かったです。記憶をなくしながら歩いていたのであんまり覚えていません笑。
今日もまた、夕日が沈む前になんとか到着!遠州鉄道のビルに夕日が差してキラキラ綺麗でした。
歩いた結果まとめ
最近歩き旅する機会も多かったので、だんだん30キロくらいは耐えられるようになってきた気がします。(それでも記憶なくすけど)
そうは言ってもここまでの距離歩けるのは1日だけかなぁ。明日はキリよく移動の都合がいいところで終えたいので、そこまでは歩かない予定です。そして明後日は帰るだけ。
本日は浜松泊ですが、駅ビルのさわやかに80分待ちで入れました。(ホテルで待ってたので楽でした)
16:30くらいに整理番号発見したんですが、それでもこんなに待つんだなぁ。みんな結局、生肉ユッケがお好きということで。
ちなみに私はさわやかのこと、「日本で唯一安心して食べれるハンバーグユッケ屋さん」だと思ってますよ。
来年も静岡に行く機会があれば、なんとか行きたいなあ。
東海道旅 つづく
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