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30代初日、「ライターとして食えるようになったその先」について考えてみる。

どうも、本日30歳になったazumiです。

ほんとに、毎年毎年ありがとうございますね……! Xではたくさんの人がおめでたがってくれて、ありがたい限りですよ。リアルではそんなことないもん。

去年、29歳の私はどんなことを考えてたのかな~と思ったら、信じらんないくらい暗いnote書いてて笑いました。

30歳になってもそうそう考え方は変わらないけれど、「なんとか生きてるよ~」と伝えたい。無事、独立したり婚約したりして、「アラサー」として不安がっていた1年前よりは、精神が安定しているかも。

あれから1年後、30歳になった私の悩みは、「独立して食えるようになったその先について」です。


ライターとして食えるようになりたかったあの頃

独立する前後、私はライターとしての目標について、人に聞かれるたびにこう答えていました。

「まずは食えるようになりたいですね」
「自分のやりたいことだけやってちゃ食えませんから」
「食っていくためにもいろいろ試して行かなきゃって」

圧倒的「食えるかどうか」主義。

人に聞かれたときに出る、咄嗟の謙遜でもあるし、本音でもある。あんまり独立することに夢を抱いていませんでしたし、過度に期待していませんでした。

億万長者になりたいわけじゃない。自分のやりたい仕事をやりたいけれど、大前提として、「自力で生きていく」ことが必要だと思っていました。


すでに食えているのでは?の衝撃

しかし、あるとき、取材に同行した編集者さんに言われました。

「でもazumiさんってすでに、『ライターとして食えている』んじゃないですか?」

んんんん~~~~~~~~

そうかも。

このnoteをご覧のみなさんならお分かりの通り、私は独立後も旅行に行き、テーマパークに行き、エンタメを享受し、楽しく過ごしているわけです。

急激に生活水準を落としたわけではありませんでした。無理な節制はしていないと思います。いいレストランも行くし、マッサージも行きます。

それって、ありがたいことに、「ライターとして食えている」のでは?

正直、前職から引き続き業務委託料をいただいていて、下駄を履いている状態ではあります。しかしそれがなくなったとしても、ライター業で飢え死にはしない程度いただいている状況なわけです。

一応、健康で文化的な最低限度の生活が送れている今の状況で、次の目標はなんなのか。どうやって仕事していきたいのか。

編集者さんに問われて、言葉に詰まってしまいました。


その先のキャリアは何がある?

ライターとして食えるようになったその先には、何があるのでしょうか。

シンプルに「稼ぐ」を目標にする場合は、編集者になる、ディレクターになる、ライターチームを作る、メディアを立ち上げる……とか、そういう方向でしょうか。もちろん、これをやっている人がただ「稼ぎたいだけ」と言っているわけではありませんよ。

会社の元上司に、「azumiは会社を作ってチームで仕事すべきだと思う! 売上を最大化するなら自然とそうなっていくはず」と言われたことがありました。そりゃ売上を最大化するならそうでしょうね。

う~ん、でもそれが私の「食えるようになったその先」なのでしょうか。モヤモヤするということは、違うということなのかもしれません。


何をしていたら幸せなのか

ここで、私が「ライターとして幸せな瞬間」について考えてみます。

「この記事を読んであの場所に行ってみました!」と言われたとき。
「この記事がお気に入りです」と言われたとき。
「みんなのお気に入り」が、ものの見事にバラバラなとき。

ほんと、見事にバラバラなんですよ。みなさんのお気に入り。おもしろいくらいに。

バズり記事は書けていないし、「代表作」があるわけじゃない。だからこそ、みんなそれぞれ「アレが好き」を伝えてくれる。

ちっともスキがつかなかった記事、Xでいいねされなかった記事、note公式にピックアップされなかった記事、Yahoo!でPVが伸びなかった記事。

「ああ、この記事ダメだったかなあ」と思う記事にも、「アレ好きです!」と言ってくれる人がいる。見てくれる人がいる。これに気づいたとき、本当に幸せでした。

みんなのお世辞かもしれないけど。私の驕りかもしれないけど。

それでもうれしいし、ライターとしての原動力になります。ありがとうございます。

そう考えると、私のやりたいことは「誰かが好きなアノ記事」を書くことなのかも。


「誰かが好きなアノ記事」を作るために

ライターとして食えるようになったその先が、「記事を書くこと」だなんて、あまりにも拍子抜けかもしれません。

でも、ちゃんと答えが出ない今、幸せなことから逆算したらそうなりました。1年後、2年後、どんどん変わっていくのかもしれません。暫定ですよ、暫定。

そういえば最近、こんな投稿をしていました。

148個!! 148個もあるんですよ!!! なのに書けていない!

なんか、Yahoo!ニュースで書くならこういうテイストにしなきゃとか、メディアに提案するならもう少しかっちりした文体にしなきゃとか、「仕事にするために」いろいろと考えて、工数も加味して、手が止まるんですよね。まったく、つまんねーやつだ。

それなら、「仕事じゃない」noteで書くのはありかもしれません。書きなぐって、ちゃんと推敲もしないかもしれないけど。書かないよりマシ。

街歩き、電車旅、テーマパーク……このnoteにそんな文脈を期待してくれている人もいると思います。最近は仕事の報告ばかりで、そういう記事をかけていないもんなあ。お待たせしてますね。

仕事じゃないからこそ、かっちりした目標は決めませんが、もうちょっとnote投稿できたらいいな、したいな、と思う30代初日です。

しっかし、仕事の悩みを話そうと思ったのに、仕事じゃないnoteの話になるなんて。仕事とプライベートが入り混じっているこのライターという職業ならでは?ですかね。ありがたい。

そんなとりとめもない、自分との対話でございました。31歳の私が読んだら笑われちゃうかなあ。そんなに変わんないかなあ。お楽しみに。

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