【アサシンクリード4ブラックフラッグ】執念のトロコン
アサシンクリードシリーズでも人気の高い「ブラックフラッグ」をついに完全コンプリート&トロコンしたのでレビューをしていく。
さて、今回は海賊のアサシンである。基本はアサシンクリード3で登場した海戦要素のスケールアップという感じだが、広い大海原を自分の船で自由に航行し、街や村、小さな島や要塞などにシームレスに訪れることが出来る。
オープンワールドを一段階上のステージへ押し上げたアサクリなのである。
昔のドラクエやFFなんかである、船で世界マップを自由に行き来しながらアイコン化された街やダンジョンにアクセスするといったゲームシステムを、完全ではないながらも等身大でオープンワールド化してる恐るべきゲーム(それも2013年に)
好きな人はもうそれだけでもワクワクする!とにかく世界は広大である。(海メインだけど
(本作の主人公、エドワード・ケンウェイ)
個人的には「海賊」に特段、興味も関心もなくパイレーツオブカリビアンも何作か見たが話を全く覚えていない程度に熱意がなかった。
しかし、本作の主人公である海賊エドワードがなかなか良い味を出しており、ストーリーの魅せ方もよかったので物語にも引き込まれた。
BGMは熱いし、船乗りの歌も一緒に口ずさんでしまうほど素晴らしく、海賊シュミレーターとして、海賊に興味関心の無かった人間でも海旅や海戦の高揚感を味わえる。
(海戦はシンプルながら迫力がある。船のカスタムに素材が必要な為、積極的に敵船を狩って素材集めをしたくなるようバランス設計されている。)
海戦も同じ事の繰り返しではあるし、乗り込みが若干ダルかったりと全てが最高なわけではないけど、なんか楽しい。
ずっとやっていたくなる謎のおもろみがあるのである。終盤になるにつれて巨大な戦列艦がウジャウジャ出てきたり、むっちゃくちゃ強い伝説の船との戦闘なんかはかなり歯応えもあり燃えた。
とにかく海戦は本当に面白かった。最終的にフルカスタムしてチャージ攻撃を習得してからは巨大な船の集団に突撃をかまして撃破するのが最高に気持ちよかったし、今作を通じて、これまで興味の無かった「帆船」というものに興味が出てきたぐらいだ。
まぁそんなこんなで、本編は40時間くらいかけてクリアし、収集系やアブスターゴチャレンジなどトロフィーに関係ないものまで含めて全てをオールクリア完了。
DLCのアヴリーンや自由の叫びなどもコンプし、トロフィーも9割方達成出来た。
しかし、本当の戦いは別にあった。
このゲームをトロコンするにあたって最大級のハードルとなるのはマルチトロフィーである。2013/2014年(PS3/PS4)のゲームだからマルチは当然過疎っており、そもそも対戦モードによってはマッチングが困難なのだ。
(一体、何十時間この画面を見たんだろう)
複数あるマルチのトロフィーの中でも最高難易度だったのが
「ラボ・テクニシャン」と「聖なる地」である。どちらも攻略サイト等を見るとフレンドとの談合をしない限り取得は困難とある。
なぜか?ラボテクニシャンに関しては、ゲームラボというモードで一回プレイするだけなのだが、これが有り得ないくらい過疎っているのだ。週末の外人時間(深夜から早朝)にマッチング検索しても2〜3時間に1人入ってくるかどうかのレベル。
最低人数が4人必要なので、自分以外に3人入ってこないといけないのだが、野良ではまず無理、不可能すぎて数日間悶えていた。
それでもめげずに深夜のマッチング検索を繰り返していると、一人の外国人が入ってきて「ラボテクニシャンのトロフィー欲しいんか?」的なメッセージを送ってきたのである。すかさず「YES!!!!」と返信すると、同じようにトロフィーを求めている人間を集めていたらしくグループに招待してくれたのだ。
そうして一晩だけのグループを結成した4人の異国人たちで「ラボテクニシャン」のトロフィーは取得した。(取得後、グループは即時解散されたが・・・)
続いて、本作の最難関トロフィーと言われている「聖なる地」これは本編のトロフィーではなくDLCのトロフィーで、当初は無理ゲーすぎて取得は断念していた。
しかし、俺の脳はエデンの果実(林檎)によってすでに洗脳されているらしく、どうにもこうにも諦めがつかず悶えていた。
「聖なる地」とはドミネーションという陣取りみたいな対戦モードで、豹というキャラを使用して最高スコアを出しつつ勝利するという条件のトロフィーだ。
別段、複雑なわけではないのだが・・・取得が困難な理由がいくつかある。まず、ドミネーション自体が過疎りまくっている事。ゲームラボほどではないが、そもそもアサクリ4のマルチ自体過疎りまくりで日本人なんで皆無な状況だし、その中でも人気のないドミネーションは平日ではまずマッチしない。週末の午前中に1時間に1マッチあるかないかレベルである(2021/7/31現在)
そして、次の問題はキャラクターの選択が出来るのはホストプレイヤーのみということだ。ドミネーションはチームのキャラが全員同じキャラを使用して擬装するという仕様なので、仮にマッチしてもキャラクターを選択出来るかどうかは運次第。聖なる地は「豹」というキャラクターを使用しなければ取得できないので、他のキャラになってしまうと何の意味もない。
最後に、単純に個人ハイスコアでチームを勝利させることが難しすぎるということ。談合が必要と言われている最大の理由である。
発売当時こそもう少し難易度も易しかったのかもしれないが、いまやマルチをプレイしているのはレベルカンストしたような暇な外人ばかり、単純に勝てないのである。
さて、このような困難な状況の中でも諦めきれず、
家にある2台のPS4を駆使して二刀流コントローラーでプレイ。
ドミネーションの最低人数は4人なので、単純にマッチング率は上がるしキャラ選択確率も上がる。
そうして粘ること数時間、数十時間、数日間・・・?
取れた瞬間は昇天するかと思った。強者を倒しまくり・・・というよりはたまたま自分がスコアを稼いだ時点で一人脱落し、もう一人が勝手に退いた感じだったので、あれ?と思っていると「ユー、トロフィー欲しいんだろ?取っちゃいなよ!」みたいな感じのメッセージが届いており、人類ってまだまだ捨てたもんじゃない、と思えた。まじで震えたし、諦めなければ叶わない夢はない、全ての同士達へ
「安全と平和を」と語りたくなった。
そんなこんなで無事に
フルコンプ。マルチはレベルを55まであげる「大義への献身」もあったので30時間以上はプレイしたかもしれない、、、本当にマルチのトロフィーは勘弁して欲しいわ
さて、次はアサシンクリードローグリマスターを開始する。