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【アサシンクリードオリジンズ】のトロコン

◯はじめに

 二ヶ月ほどの時間をかけて「アサシンクリードオリジンズ」DLC含めて完全トロコン達成、ゲーム内コンテンツ(サブクエやロケーションなど)もオールクリアしたのでレビューしていきたいと思う。(※ネタバレなし)

約100時間に及ぶ旅だった


◯大幅にスケールアップした新生アサシンクリード

 今作、オリジンズは既存のシリーズから様々な要素を一新し、リブートされたアサシンクリード。2017年発売と今から5年前の作品になるが、初代から順番に遊んでいるところなので(シンジゲートのみPS5バグで進行不能中)その進化とスケールアップ具合をしっかりと感じる事が出来た。

とてつもなく作り込まれたオープンワールド

 まず、なんといっても広大なオープンワールドマップ。エジプト全土が舞台になっているだけあってフィールドの広大さは圧倒的、そして密度が凄い。フィールドの広さだけなら、カリブ海を舞台にした「アサシンクリード4ブラックフラッグ」も広かったが、その頃とは中身の密度が段違いである。
 一つ一つの街や都市の作り込みが凄く、2022年現在においてもオープンワールドとしてはかなり上位のクオリティだと思う。最近遊んできたゴーストオブツシマやエルデンリングなどと比べてもフィールド密度は圧倒的にオリジンズが凄い。
(密度の濃い所と、全く何もないところの落差はすごいが、まぁ砂漠世界だし・・)

山を越えて行くと、その先には街があった!という旅冒険感

フィールド、街、NPC、ひとつひとつのオブジェクト、膨大な量のロケーション、その一つ一つが綿密にしっかりと作り込まれている事で世界観に説得力があり、歩き回っているだけで旅情感を感じられる。
オリジンズの最大の魅力はやはりこの世界の作り込みにあると思う。

 また、今作からちゃんとしたフォトモードが搭載されているので、写真好きな筆者はスクショ撮りが止まらなかった。ゴーストオブツシマの時とも撮りまくったが、それ以上にロケーションが豊富なのでスクショ撮りが忙しくてなかなかゲームが進まなかったほどだ。


生きてる街
サブクエストも膨大で中身も濃い
最高のビューポイント
全く何にもないフィールドもある。砂漠だから
戦闘システムはレベル制導入でそれまでとガラッと変わっているが、馴染む
砂漠だけじゃないロケーションは超豊富
この人が一番美人だった


◯ストーリーと魅力的な主人公たち

 オリジンズはアサシンクリードシリーズにしては(失礼)ストーリーが分かりやすく面白い。相変わらず展開を端折りすぎな部分も多々あるが、家族の死から始まる復讐劇ということもあり最初から主人公とストーリーに没入出来る。
 理不尽&不条理な悪に対して即、暗殺を実行する痛快な主人公バエクとそのパートナーであるアヤ、非常に魅力的なキャラクターである。

最強だけど切ないコンビ

シリーズ恒例の歴史上の出来事も織り交ぜながら、アサシン教団の起源に繋げて行くストーリーが最高。あのマークの起源を知った時は鳥肌ものだった。


◯オリジンズで知る古代エジプト、ディスカバリーツアー

アサシンクリードは実際の歴史をベースにしているので、歴史や舞台となっている場所の風習や生活感を知っているほうがより楽しめる。これまでのシリーズでもデータベースで人物や建造物、出来事に関する解説などがされていた。

オリジンズからはゲームモードとは別モードである「ディスカバリーツアー」によってその世界観を知る事ができる。敵のいないフィールドで自由に散策したり、解説ツアーを聞いて歩き回るモードなのだが、これがとっても良い。文字だけの解説より分かりやすいし、自分で歩き回って歴史を学んでいく感じがすばらしい。

ディスカバリーツアーでベースの知識を得てから本編を遊ぶとより楽しめる


◯その他(トロコンやDLC、小説ついて)

 トロコン難易度としてはそれほど難しくない。ゲームのボリュームが凄いので時間はかかるが、コツコツロケーションを踏破していけばいつかはトロコン出来るといったところ。アサクリシリーズは根気さえあればトロコンが容易な所が好きだ。

DLCは「隠れし者」と「ファラオの呪い」のふたつ
「隠れし者」のほうはボリュームもストーリーもちょうど良く、本編のその後からアサシン教団へと繋がる布石が楽しめる。ボリュームは6時間ぐらい。

「ファラオの呪い」はエジプト神話をより掘り下げた話で、本編以上に多彩なロケーションを楽しむ事が出来る。今までエジプト神話に全く縁が無かったので「葦の原野」や「ドゥアト」などセリフ上で出てくる概念を実際に訪れ、その目で体感出来るのは面白かった。現実ベースのアサシンクリードシリーズとしては少々掟破りな神話の世界の冒険が出来るのである。ボリュームも15時間以上あり、お腹いっぱいになるほどの内容だ。

神々との戦いは熾烈を極める


 オリジンズ面白すぎて、前日譚となる公式小説も読んだ。少年少女のバエクとアヤがメジャイ狩りに巻き込まれ、事件と直面し成長して大人になっていく過程が分かる良書だった。 この小説版を読んだ上で本編を遊ぶと、エンディングの切なさに拍車がかかる気がする。

主人公バエクの生い立ちや家族の事を知れる



◯感想

 アサシンクリードシリーズの中でも傑作と評価の高いオリジンズ。歴史を知るという意味でも、古代エジプト史を知るキッカケになった。これまで以上にスケールアップした広大で濃密なオープンワールドは観光ゲー、旅ゲーとしても秀逸で、アサシン教団の起源を描く100時間に及ぶ長い旅は、記憶に残る最高の時間となった。


やっぱ好きだわアサシンクリード

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せんにんラジオのアズマ
ありがとうございます。 このサポートを糧に全力でゲームし、気合と根性でトロフィー100%目指します!!