マガジンのカバー画像

【人生ノートMagazine】おおそうだ、愛は無限だ

23
人生ノートの中から特に教育、愛情や好意など誰かへの情について、夫婦の結婚や恋人同士など男女の関係などについてのところをまとめています。
運営しているクリエイター

#ウェルビーイング

【人生ノート 212ページ】 苦労すればするほど可愛さがましてくるものである。

手数をかけるほど愛は生ずるものである。親が子を育てるにしても、なかなか一通りや二通りの苦労ではないが、苦労すればするほど可愛さがましてくるものである。 すべて、面倒や手数をいとうていては、何ひとつ真に自分のものにすることは出来るものではない。 ある団体のためとか、ある会のためとかいう場合でも、自分が身を入れる度が大なれば大なるほどそれらに対してより強い愛が生じてくる。 要するに、身を入れただけ、面倒をみてやっただけしか自分が拡がらぬものである。  『信仰覚書』第七巻、

呼吸

人間は、こちらに愛情があれば、相手に少々わるいところがあっても、案外、気にならないものです。 その時のコツというか、呼吸というか、そういう経験を、よくとらえておいて、どんな人にもひそかに好意をもってもらいたいと思います。 これが、とりもなおさず地上を天国化するのに大切な要素でありましょう。それで、自分の思うことを主張するのであれば、人のいうところも理解しなければなりません。 これまでのお示し 焦らず、あわてず、おどろかずー安心立命の秘訣ー https://note.com/

理性は愛情の核

知りあいの人が困っているとき、これを助けたくなるのは人情です。人に施すに多すぎるということはありません。けれども、そこには、理性というものがなければ、ほんとうの愛情にはならないでしょう。 ほんとうの理性は愛情の核になるもので、愛情の純度から生じるものです。ですから、理性は冷たいものでなく、愛情を真実なものとして方向づけていくものです。ただ無茶苦茶な愛でなく、その時にその人のため、もっともよき存在の愛情ともなるものとおもいます。 ○ かつて自分の受けた恩にたいして感謝の気

日日の修行へー平静な気持ちで生きてゆくことー

わたしは<現実のこと時事に複雑な世の中に生きて、にこやかな平静な気持で生きてゆくことこそ”修行”である>と思います。 いやな気持になることの多い世の中で、いつもあたたかい気持をもちつづける努力こそ”行”というものだとおもいます。 ーー満員列車の中で、たくましい男が座席をほしいままに奪い、ふんぞり返っているーーそういう嫌悪を感じさせる者にも、平静に善処してゆくという、なんでもないような至難なことに修行があるとおもいます。 その日その時の感情(こころ)を直く、落ち易い気持を

夫婦は愛によって結合しているものである

問「智恵証覚が一致せないと、夫婦はおなじ霊界に住むことは出来ぬということですが … そうすると、ただ今の現界での夫婦は大抵みな離ればなれになってしまいますか」 答「夫婦は特に愛によって結合しているものであるから、たとえ智恵証覚の度が多少相違していても、その勝れた一方が、劣れる他方のために一段さがってしばらく生活している時は、やがて両者の想念が平均してくるから、その時はじめて両者は一体となる喜びを得、足なみをそろえて向上することが出来ます。 現界はすべてが理想の世界ではないの