【人生ノート288】みんながお互いに、いやだいやだと思いながら暮らしているのだもの、この世の中が幸福になろうはずがない。
なぜ平和が来ないのか
いろんな深遠な道理もすでに説きつくされており、いかに生くべきかという問題も論じつくされており、自分はどうしたら第一いいかということも、たいていの人なら知りつくしているのである。
しかも、それと矛盾した生活を送っているのはなぜだろうか。
人々に、真の神をみとめる信仰がなく、真へすすむ勇気がないからである。
あまりに、現界的執着と肉体的我執にみたされているからである。
瞬間に堕して、永遠に目ざめぬからである。
一小局部のみにかかわって、大局を達観