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1回目の育休中に失敗したこと
6月下旬に第二子を出産した私は、産後8週が経過する8月下旬から年末(予定)まで育児休業期間に入る。
そこで、4年前に取得したはじめての育休を振り返ってみた。
あの頃は毎日がむしゃらに生きていた。はじめて仕事を離れ、子どもと24時間過ごす日々は、人生において特別な期間であったことは間違いない。
ただ、振り返って分析してみると、「あれは失敗したなぁ」「もっとこうしていれば」と思うことも少なくない。
私なりに思う失敗ポイントをまとめてみたので、noteに記すとともに、今回の育休中も頭の片隅に留めておこうと思う。
■「何者かになる」ために色々な活動に手を出しすぎた
「育休中、何しよう?」
もちろん育児をするために休業するのだけど、それだけだと物足りない。せっかく仕事から離れている育休期間、何か新しいことをやってみたい。そう考えるママやパパは多いのではないだろうか。
休職中にスキルアップしなければ、何か成し遂げなければという焦りから、私は手当たり次第、やりたいことに手を出した。
・地域の子育てイベント
・オンラインのライティング講座
・ママ向けのビジネススキル向上セミナー
・待機児童問題解決に向けたロビイング活動
・産後の体力づくりのフィットネストレーニング
などなど
一つ一つのイベントやプロジェクトはもちろん有意義だった。仕事とは違う世界ばかりで、視野を広げるきっかけになった。子どもを抱っこ紐に入れて、どこまででも出掛けた。
一方、どれも勢いで参加したものだったし、あらゆるコミュニティに参加すればするほど、スゴイ人に出会い、「私もああなりたい」と、何者かにならなければいけないという焦りばかりが募った。
今回は第二子ということもあり、前回と比べると時間に制約がある。何でも気になったことに手を出すのではなく、目的や選択軸を定め、それに沿ったものだけに取り組みたいと考えている。
また、やってみて負担に感じる活動があれば、辞める勇気をもつ。家族と向き合う時間や、自分の心と身体を健康を維持するための時間は削らない。こうした「やらないこと」も決めておこうと思う。
■育児やキャリアの不安、保活を自分一人で抱えた
今では男性育休というキーワードが聞かれるようになったが、第一子誕生の際は、「夫が育休をとる」という選択肢が全く浮かばなかった。
母親である私が産休育休を取得することが当たり前という暗黙の了解が社会的にあり、キャリア志向の私でさえ、このことについて疑問を持ったことはなく、夫と話し合いさえもしなかった。
しかし、はじめての育児は、想像以上に過酷で、そして孤独だった。
夫は、平日の夜と週末は家事育児にコミットしてくれていた。でも、週に5日間もある平日の朝から晩までは、私は孤独だった。
早朝、仕事に向かう夫が玄関の向こうに消えてドアをパタンと閉めたときに感じる絶望感。
疲れて帰ってきた後に、泣き喚く息子をお風呂に入れてもらう罪悪感。
夫の仕事の話を聞くたびに「私だって本当は働きたいのに」と思う悔しさ。
今思えば、「夫には仕事があるから、しかも異動したばかりだから」と遠慮と我慢をしすぎた。その結果、夫には何も伝わっていなかった。
また、保育園のことは妊娠初期、何なら妊娠前から心配だった。「保育園には入れないと復職できない」と自分ごととして認識していた私と、子どもが生まれても以前とほぼ同じ働き方をしていた夫とでは、圧倒的な知識差があった。
園の見学には一緒に来てもらったものの、そもそもの仕組みの理解、園の調査、見学予約、認可外の申込み、優先度の決定など、乳児を抱えながら全部一人で済ませてしまった。
本来ならば、育児やキャリアの不安を夫婦で共有し、一緒に対策を考えたかった。「私が復職するため」ではなく、「夫婦で共働きを継続するため」に一緒に保活に取り組みたかった。
今回はもっと頼り上手になり、夫に素直に相談できる自分でありたいと考えてる。
■Instagramに入り浸った
これはあくまでも私個人にとって、だけど、はじめての育児のお供として、インスタよりツイッターを選んだほうが気楽に過ごせたのではと感じている。
元々写真が好きでインスタにハマっていた私は、マタニティ期間の記録のためにアカウントを作り、その流れで出産後もインスタを見ていた。
インスタはキラキラな陽の世界。自分と同じ新米ママさんが投稿するのは、完母でスクスク育つ赤ちゃん、お洒落な洋服やカフェ、可愛い食器に栄養バランス抜群の離乳食など。
他人と自分を比較して落ち込むタイプではないけれど、自分と頑張ってキラキラな日常を作り出さねばと思わせてしまうのがインスタの怖いところ。
対して、今の私が入り浸っているツイッターは、面白おかしくて、リアルで、気楽。
物が多くて床が見えないリビング、散乱した離乳食、お得なテイクアウトの情報、数々の育児ハックなど。肩肘張ることなく情報のインプットもアウトプットもできる場として、今の私はツイッターで楽しく過ごしている。
で、2回目の育休、どう過ごす?
1つ目のポイントとして挙げた、限られた時間を有効活用するための目的と選択軸については、発散していた考えがようやくまとまってきたので、宣言も兼ねて別のnote記事にまとめようと考えている。
2つ目のポイントからの学びとしては、自分の気持ちに素直になり、育児やキャリアに関する不安があれば夫と共有する勇気を持つこと。一人で抱え込まず夫婦で乗り越える体制を築くこと。
3つ目のポイントについては既に実践済み。ツイッターを主戦場とし、日々育児に奮闘するママとして、キャリアを追求するビジネスパーソンとしての、情報収集と発信を楽しく続けたい。
数ヶ月後の育休期間終了時、「あぁ楽しかった」と言えるように。