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遠距離介護は突然に。シーズン4⑤叔父と父と高祖父の話しをする

遠距離介護、実家帰省三日目。
昨日は母方の叔母達との女子会だったが、もう一人の大事な親戚、父の兄がいる。叔父は父よりも五歳年上の89歳。叔父が弟である父の事を気にかけてくれている。隣の市に住んでいるが、父が入院している病院が近くちょくちょく面会に行ってくれている。免許返納しているので、何とシニア三輪車で!ちょうど良い運動になるのだそうだ。ありがとう、おじちゃん😭
叔父にも帰省した時は連絡を必ずしていて、会っておきたかったので、今日の面会後に寄りたいが都合はどうかという事を訊ねると、ちょうど面会に行くつもりだったので病院で会いましょうという事になった。ちなみに、このやりとりはほぼLINEだ。89歳で姪とLINEでやりとりできるって、すごくないですか!
父の面会に来た時、看護師さんに弟さんですか?と言われて、そうです!と喜んだらしい。🤭

午後は面会に行くので、午前中に色々用事を済ませる。
私の実家は柑橘類が豊富な瀬戸内海の島。前々回の滞在の時に、直売所から息子二人と自宅にみかんを箱で送った。すると、そのみかんが全然美味しくなくて、大量の不味いみかんを必死に片付けるという悲劇が勃発。
これは、絶対に美味しいみかんをもう一度送って島の名誉を挽回しなくては!
車はないので、電動自転車で島を南へチャリチャリ漕ぐ。二軒並ぶ直売所の、この間買わなかった方へ寄ってみる。こちらは、ちょっと目立たない場所にあるので、前回通り過ぎてしまったのだが、味見させてくれるし、地元の人が続々買いにきてお店の人とおしゃべりしながら買っていく。正解はこっちだったか!!
私も、そのトークに混ぜてもらいながら、また三箱注文。こういう余計な事しているから、仕事が増える。

弟その1はタイムズと契約していて、時々使っている。私も、その話しを聞いて登録してみたものの、使いたい時は空車がなく、今まで実際に使った事がなかったのだが、空き状況をチェックしてみると空きあり。今日の面会に使ってみる事にする。スマホで予約して、ホントに乗れるのかなと駐車場に行ってみると、ちゃんと乗れた。「車のキーを取り出してください」というアナウンスが流れ続けるのだが、それがどこにあるのかわからない。パニックに陥るが、スマホで、「タイムズ、車のキー」と検索すると、グローブボックスにありますとの事。グローブボックスって何?とおばさんは思ったが、多分これかな?と助手席の前を開けるとその中にキーが刺さっていたので、抜くとアナウンスが止まった。やれやれ。スマホが使えないと、年寄りにはもう何一つ出来ない。頑張って、できる限りついていこうと決心する。

車で行くと、楽ちん到着。叔父は先に着いていた。叔父は少し耳が遠く、父はだんだん弱って滑舌が悪くなり声も小さい。なので、時折り私が通訳みたいになりながら、話した。色々話しているうちに、私が知らない昔の話しを色々と聞く事が出来た。彼らの父母である私の祖父母の話し。彼らの祖父である、私が会ったことのない高祖父トラゾウさんの話し。などなど。トラゾウさんは、体の大きな人で葬儀の際棺桶に入りきらなかった事、島の相撲名人だった事など、叔父はその背中に捕まって尾道水道を泳いだ事等。
父も叔父も懐かしそうに話していた。良かった。私も、その話しを聞けて良かった。叔父と時間を合わせて面会できて良かった。

帰りも車で楽チン。
また明日ね、お父さん。