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苦沙弥先生の奥さんに学ぶダメ親父対処法
noteによく夫にキレている話しをかいている。読んだ方が女性の場合は、わかるわかる私も同じと深く頷いてくれると思うが、男性の場合は、なんかこの人やたらと旦那にキレていて怖いなぁと思われるのではないだろうか。大丈夫です、私が怖いのは夫に対してだけです。夫は定年してずっと家にいるので、時々イラッとするだけです。怖くないですよ。
いったいどんな事で切れているのか。
それは、我が家だけなのか。
キレて当然なのか。
もうちょっと、我慢したほうがよいのか。
キレないためにはどうしたらいいのか。
などについて、なるべく客観的に考えてみたいと思う。
夫のどんな言動にイラッとしているかというと、よく考えてみたら、たいしたことではない。
くだらないテレビばっかり見ていること。
家事能力がゼロな事。何か頼んでも上手に遂行できない事。コーヒーメーカーから、ポットを取り出してカップに注ぐだけで、こぼしまくること。
テレビゲームばっかりやっている事。
テレビをみて文句をやたら言うこと。
意見が偏りすぎていて、考え方が古い事。
酒を飲んで酔っ払うこと。
タバコを吸う事。
女より男がエライと本気で思っている事。
暑がりで、エアコンの温度を下げまくる事。
節電がきらいで、やたらと電気をつけまくる事。
と、リストは延々と続く。
ここに、あれこれと夫の特徴を挙げてみたが、ふと気づいた。
おじさん、又はおじいさんで、これに当てはまらない人は、いないんじゃなかろうか。
私からみた若い(40代以下)の男の人には、こういった特徴は少なくなってきていると感じるけれど、おじさんはダメだ。これは、もうどうしようもない事なんだと思う。そのおじさん達のアウトな部分を許してきた社会の責任でもあるということで、私一人の力ではどうしようもない。幸い、若い男の人達はそんな輩ばかりでは無くなってきているように感じる。この世代が、50、60に突入した時にやっぱりダメオジサンになるかどうかは、今後も見守って行きたいと思う。
まあ、というわけで、いちいち夫の言動にイラッとしていたら疲れるので、スルーしようとするのだけど、いざ、スルーするぞ!と意気込んだら、全然スルー出来なくて、イライラ度が増した。
そんな時どうしたらいいか。
作戦その1
物理的に距離を置く。
同じ部屋に同じ時間帯になるべくいないようにする。
だけど、わざとらしく離れ過ぎて、逆に棄てられた子犬のようにまとわりついてきて逆効果だった。
作戦その2
必死に離れようとしないで、なんか腹たつことを言ってきても、ふんふんと頷く。(聞いているようで、ホントは一切話しを聞いていない。)
私は、ワイヤレスイヤホンをしてポッドキャストを聴きながら家事をしているので、その最中なんか言ってきても、基本的には聞いているのはポッドキャストという事で腹も立たない。ただ、この技は私が家事をして動いている時にしか使えない。近くに座っているのにイヤホンで遮断する程、冷酷にはなれない。ではどうしたらよいのか。
それは、ソーイングや編み物です。
これはよい。同じ部屋にいる時は、編み編みかチクチク縫っている。すると、単純作業に集中しているので、なんかごちゃごちゃ言ってても、BGM程度にしか聞こえない。夫は夫で、そんなに邪険にされたという気もしてないらしい。編み物や縫い物でなくても、チラシでゴミ箱を折り続けるなどの単純作業でもよい。もやしの根っこを取るなどもいいかもしれない。
最近、夜寝る時にYoutubeで、夏目漱石の「吾輩は猫である」の朗読を聴いたりしている。苦沙弥先生も、奥さんに「お前は馬鹿だなぁ」みたいな発言を多発している。奥さんも腹が立った事もあっただろう。でも、なんだか他所の家だと憎めない感じ。奥さんが猛烈に反撃せず、割とスルーしているからかもしれない。明治時代の女性は、男に威張らせておいて意外と強かである。多分、横でチクチク縫い物でもしてたと思う。
まあ、そうやって甘やかすから、いつまでたっても変わらないのかもしれないけど、イチイチ怒ってたら疲れるのでね。