夫に怒らないチャレンジスタートしてみる
よく夫に腹を立てては、ここに記事を書いている。全部書いている訳ではないので、実際はもっと頻繁にキレている。永遠に仲良しな夫婦もいるかもしれないし、結婚して数年のご夫婦は殆どが仲良しだと思う。
でも、何十年か連れ添った夫婦は私の知る限りでは大抵奥さんが旦那さんにキレているパターンが多い。でも、他の夫婦の話しを聞いて、「夫のこんな所がすごく嫌だ!」という話しになると、殆どが、「なにそれ、ワハハハ〜、笑える!」という事が殆どだったりする。
旦那さんの方も知っていたりすると、言ってる奥さんの方は本気で怒っているんだけど、聞いてるこっちとしては、「まあまあ、可愛いじゃないの。それくらい許してあげなよ。」と言いたくなる。
何回思い出しても笑えるのが、旦那さん60代が「幸福の黄色いハンカチ」という映画が大好きで、ハードディスクに保存してあるのを何回も繰り返し観るのが超ウザい!と怒っている友達がいた。私が、「その映画が大好きなんだね、許してあげなよ。」というと、「そんな事いうけど、ホントに何回も観るんだよ!武田鉄矢が気持ち悪いんだよ!」と怒っていた。確かにあの映画の高倉健はいいけど、武田鉄矢は、うん、そうかもしれない。笑
また別の友達は、「録画したドラマを一緒に見ていたらいつのまにか寝ちゃって、私が一人で観てたら、途中で起きてきて自分が寝たところまで巻き戻せっていうんだよ、腹が立つ!」と怒っていた。一緒に録画したドラマを観ている時点ですごい仲良しじゃないですか!と思う。しかも、「巻き戻す」って昭和だ。笑
他の夫婦の話だと笑えるけど、なぜ自分の夫にはこうも厳しく怒ってしまうのだろうか。
まあ色んな理由があるけど、やっぱり言い易いからだろう。それだけ気を許している間柄なのかもしれない。
ポッドキャスト「カントリーマンラジオ」(コテンラジオを聴いている方は関連番組としてご存じかもしれませんが、福岡県田川市のロックバンドのトーク番組)
を聞いていると、「最近怒られた話し」というのをしていた。それを聞いて、男の人って、奥さんだとか彼女とか本当に色々よく怒られてるんだなぁと思って可笑しくなった。
これが逆だと笑えない。男の人が一緒にいる女の人を怒ってばかりいたとしたら、全然可笑しくない。でも、なんでだろう。なら、女の人が怒ってばかりいるのも、どうだろう。あんまり良くないんじゃないだろうか。男だから女だからというのも可笑しな話だ。
ちょっと私、夫に対して怒ってばかりじゃないだろうか。
大体私が怒っている事も、よその人から見たら、なにそれワハハ!と笑われるような大した事じゃないかもしれない。
腹が立ってもいえなくて全部抱え込んじゃっている様な場合は、ちゃんと主張できた方がいいと思う。
でも、私の場合は腹が立ったらちゃんと主張できる。しかも割とすぐ夫に腹を立てている。いっしょにいる時間が長すぎて、腹立ちポイントが満載なのである。これが定年した夫の気の毒な所だ。
大体、怒ると疲れる。エネルギーの無駄かもしれない。
Kindleで見つけた、「怒らない本」というのを読んだ。
それには、こう書かれていた。
怒る人を選んでいて、怒りたくて怒っていると。
よく考えたら、私はそんなに夫以外の人を怒ってなかった。むしろ、他の人からはよく全然怒らなそうにみえるとさえ言われる。
その本には、他にもいろいろと為になる事と、思い当たるふしが書いてあった。
そして、怒るエネルギーは他へ回した方がいいとあった。
いや、全くその通り。
夫に、「お酒飲みすぎないで。ここでタバコ吸わないで。ゲームばっかりしないで。変な物買ってこないで。こぼさないで。」等と色々怒っても、改善された試しはないし、殆ど暖簾に腕押し糠に釘なのだ。
よっぽどの事以外は、全部スルーでよさそうだ。
そのエネルギーは他へ回そう。
↑ここまで書いたのが、去年の暮れ。そして、怒るのをやめてみた。
怒らないチャレンジをスタートしてから、十日以上経つが怒らないで済んでいる。
今までなら、ハァ?怒!となっていたところも、スルーしてみた。向こうが、わざとなんか言ってきても、「ん?」とかわしてみた。
ジャッキーチェンのカンフー映画「酔拳」のようにヒラリとかわす感じ。
なんか掴めたかも!
このまま、このチャレンジを続けてみまーす。