お盆の送り火
りんごは、お母さんのところに行ってたみたい。
帰ってきたら、いつも以上にうれしそう。
雨のおかげで、早く帰って来れたから
雨もいいもんだ♪なんて言ってるよ。
りんごは、いつも葛藤している。
りんごが生まれた頃のお母さんは、まだ
未熟で、いろんな事に余裕がないから
子育てもうまくいかなくて、りんごはいつも
辛かったらしい。
小食で、ごはんが食べられなかったりんご。
食べないと怒られて、それだけじゃない。
「あれはだめ」「これはこうして」そして
何をしても肯定されなくて、やる事なす事
反対される。励ましもない。
例えば、
決めた事と反対の事を選べば良かったって言う、あまのじゃくなお母さんだったから、りんごの
選択が間違っていたとか、合ってる合ってない
なんてお母さんにはどうでも良かったんだよ。
わだかまりが消えない、りんご。
お母さんに嫉妬されていただけだってわかってる、りんご。
僕は知ってるよ。
お母さんのホロスコープ、りんごは見てたよね。
「だからかー!」って、すごく納得してたよね。
僕がさ、りんごを全肯定していくよ。
だからお母さんのことは、もう解放していいんだよ。手放しだよ、手放し。気にしないで。
ちゃんと育ってきたから、大丈夫。
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