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私のリカバリーストーリー「転落PartI」

今回は、私のリカバリーストーリー時間です。

「発症」を3回に分けて書きましたが見ていただけましたでしょうか?
今日からは「転落」と題しまして、
「発症」からの人生を振り返っていこうと思います。

「発症」し、診断を受けたあと、
まさしく「転落」の人生でした。

「配置転換でますます悪くなる」
うつ病を発症後、
会社内での立場に変化が出ました。
高所作業のある現場には出れなくなり、
資材置き場に配置転換を余儀なくされ、
これが更なる症状の悪化を招くことになります。

まず、現場に出れなくなった自分をとにかく攻めるようになります。
「こんなの自分じゃない」
「自分はダメ人間だ」
「給料泥棒だ」
などなど、

次に、常に自分のできていないことにフォーカスして
他人と比べては現実逃避していました。
自分を見ようとしないで
いつもどこか他人事のように病気のことを考えていました。

さらに、同僚など他人と交わることを極力避けるようになります。
いつも被害妄想のような感情を抱き、
「私がいるとみんなの迷惑になる」
と常に考えるようになり、
とても分厚い鎧を身に纏って周囲を見ていた気がします。

配置転換で仕事量は減らすことはできまたが、
その分自由になる時間が増え、
余計なことを考えてしまう時間が増えることになりました。
そうなると悪循環に陥り、
常にネガティブな妄想をして
どんどん自分で自分を悪い方へ悪い方へ導いてしまっていました。

「生活の変化」
うつ病になると薬を飲まなければなりません。
そうすると車の運転ができなくなります。
となると生活をガラッと変えなければなりません。

まずは通勤。
公共交通機関を使うようになります。
ただでさえ人と接することができなくなっているのに、
人混みの中を通勤しなければならない。
まさに地獄です。
そして、いきたいところへ簡単にいけなくなります。
車のありがたさが身に染みて分かりました。
いきたいところに簡単にいけないことは
大きなストレスとなります。
何をするにしても、
誰かにお願いしなければいけないストレス。
とっても不自由さを感じました。

そして、時間を持て余すような生活になってしまいます。
これまではいつも仕事をしているような生活でしたので
その仕事をしなくてよくなると
何をしていいのかわからなくなり
時間が余るようになり、
余った時間で
さらにネガティブなことを考えては自分を責めていました。

この続きは次回に。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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追伸
1月22日、禅僧のティク・ナット・ハン氏がお亡くなりになりました。
私自身この方を知ってから人生が大きく変わりました。
禅の教えをわかりやすく、丁寧に教えてくださる方でした。
ご冥福をお祈りします。

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