世一、詩する『詩編 蚯蚓の哥』
『詩編 蚯蚓の哥』
みみず食みます何を食む
樹にはのぼらず厚くつもった落ち葉食む
みみず肥やしますなに肥やす
遍くいっさい天地無窮と肥やします
みみず哥うよなんと哥う
壌のしたでは陽が昇り
壌のうえでは星が出る
みみず哭きますなんと哭く
落ちた葉減ったと哭いてます
みみず死にますなんで死ぬ
肥やした壌があつすぎて土上で焼かれて死にました
蚯蚓の遺書か遺言か
野山は焼枯れ
森も槁れ
壌渇れて
田畑も沍れて
ひと竭れて
蚯蚓かえるどこかえる
龍の寝所へ召されてかえります
了
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『詩編 蚯蚓の哥』
みみず食(は)みます何を食(は)む
樹にはのぼらず厚くつもった落ち葉食(は)む
みみず肥やしますなに肥やす
遍くいっさい天地無窮(てんちむきゅう)と肥やします
みみず哥(うた)うよなんと哥(うた)う
壌(つち)のしたでは陽が昇り
壌(つち)のうえでは星が出る
みみず哭きますなんと哭く
落ちた葉減ったと哭いてます
みみず死にますなんで死ぬ
肥やした壌(つち)があつすぎて土上で焼かれて死にました
蚯蚓(みみず)の遺書か遺言か
野山は焼枯(やか)れ
森も槁(か)れ
壌渇(つちか)れて
田畑も沍(か)れて
ひと竭(か)れて
蚯蚓(みみず)かえるどこかえる
龍の寝所(しんじょ)へ召されてかえります
了
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もっと磨けるだろ。まだまだだ。まだまだ磨けるはずなのだ。
これでかえられるものをみつけられることはわかったよ。
その為には、磨く手と磨く感性をさらに磨くことだ。
苦悩を突き抜け歓喜へ至れ ! !
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