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随想好日『わたしの古道具屋が繋がった日』リライトはじまる③

風も吹くなり 
雲も光るなり 
生きている幸福は 
波間の鴎の如く縹渺と漂ひ 
生きている幸福は 
あなたも知っている 
私もよく知っている 
花のいのちはみじかくて 
苦しきことのみ多かれど 
風も吹くなり 雲も光るなり。

                  ◆

わたしとこの「古道具屋の古女将・お里」がやってくれた。最も繋がって欲しいところ、最も繋がって欲しい文人と繋がってくれた。さすが準主役級。
正直なところどの様に繋げるべきか、紡ぐべきかと思案していたのだが……
奈良を好んで訪れていたそうである。
そして、奈良では古道具屋を好んで訪れていたそうだ。
これは古道具屋の古女将「お里」のファインプレーだ。

進めている方向が正しい場合に堕ちて来る。シンクロ。
こういうことが嬉しく思えるから書くことが止められない。
そして古いものを美しいと思へ、愛せる所以でもあるのだろうなぁ。

花のいのちはみじかくて 
苦しきことのみ多かれど 
風も吹くなり 雲も光るなり。

あと二人の文人に登場いただいて概ねの始末をつけられるだろう。

今日は、古道具屋結節記念日となった。

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