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親があきらめない姿 | Diploma受験で得たもの

2人の乳幼児育てながらの
WSET Diploma受験は過酷でした。

Diploma 4年目(最終年)は、
3歳の次男は保育園で、
小2の長男は放課後は学童で
お世話になっていました。

当時私はワインのインポーターに勤務。

出荷や請求書業務を担当していて、
ボジョレーヌーヴォーの時期などは、
忙しすぎて記憶が飛んでいます(笑)

なんで人生で最も忙しいであろう
こんな忙しい時期にDiplomaなんて
挑戦したのかと何度も自分を
呪いましたよ^^

でもね、大変な状況の中でしたが、
挑戦して良かったですよ。

それは最終合格という結果が
ついてきたからと言う方も
いるかもしれませんが、

親がやりたい勉強を
必死にやっている姿。

親が自ら学びたくて学ぶ姿。
親が失敗して落ち込む姿。
また前を向いて歩き始める姿。

長男は低学年の時に
そんな私の背中を見ながら
育ちました。

それは絶対に無駄ではなかったし、
あとから考えるととても大きな
教育的効果がありました。

そして、春のある日、
Diploma試験の最終合格通知が
届いた時、長男は私のすぐ横に
いました。

どうせ今回もダメだった。
私にはDiplomaなんて無理だ。
これまでよくがんばった。
もう受けるのをやめよう。

そう思いながらメールを開くと
それは意外にも合格通知でした。

日本の事務局の担当者の方からの
簡潔な中に想いが込められた
メッセージを読んだ瞬間を
涙があふれました。

それまでの努力が報われた
喜びと安堵感でいっぱいになり
嬉し泣きをする母の姿を、
長男は鮮明に覚えているそうです^^

その数ヶ月後には、長男を伴って
ギルドホールの卒業式へ出席。

あきらめなくて良かった。
途中で投げ出さなくて良かった。

息子たちがまだ小さい時でしたが
母のそんな姿を見せることができて
良かったです。

自分のわがままを通した部分も
ありますが、学び続けた親からの
アドバイスに、子どもなりに
説得力を感じてくれているようです。

親だって、
挑戦したいことがあれば
挑戦すれば良い。

親だって、
失敗することはある。

失敗して落ち込む姿を
わが子に見せれば良い。

悔しがる姿を見せれば良い。

そこから子どもなりに
学ぶことがあるはず。

私はそう思います。


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