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アウトプットの瞬発力を鍛えよう

WSET Diploma試験は、ワインについての知識を英語で論述する試験。実際の試験では、思っている以上に時間が足りなくなります。

実は、試験で時間がかかる原因は「書く」ことではなく、「考える」ことにあります。「何を聞かれているのか」「どう答えるべきか」を考えるための思考に時間をかけすぎると、文章を書く時間が少なくなってしまいます。

そのため、試験本番では、いかに早く思考をまとめ、必要なキーワードを引き出すかがカギとなりますので、私はサポートしている受験生に、アウトプットの瞬発力を鍛えるための訓練をおすすめしています。

子どもの頃から選択問題に慣れて育ってきた私たち日本人には、短時間で重要なキーワードを瞬発的に引き出す訓練が有効です。

1分や3分などの制限時間を設け、出題に対して瞬時に重要なワードをリストアップする練習をしてみましょう。

例えば、マールボロという産地について、関連するキーワードを1分で書き出してみてください。その時にキーワードが十分に出なければ、重要ワードを意識しながらテキストを読んでみてください。

試験本番でも、問題を読んだら、まずは重要ワードやポイントを書き出してから文章を書き始めましょう。書きながら考えるのではなく、最初に大枠を決めてから書くことで、論理的でスムーズな文章が完成します。

また、インプットの際も同様です。ただ読むだけではなく、「この文章にはどんな内容が書かれているだろうか?」と、ほんの数秒でも想像してから読むだけで、インプットの効率が格段に上がります。

アウトプットの瞬発力を鍛えておくと、試験で「書く」時間を多く取れるようになります。短時間でキーワードを引き出し考えを整理する練習は、ちょっとしたスキマ時間でもできます。ぜひふだんからやってみてくださいね。

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