魔法の英語対策 | Diploma受験で得られるもの
繰り返しになりますが、ワイン生産(栽培・醸造・熟成=D1)についてしっかりと理解することが、最終合格のカギです。
スパークリングや酒精強化、そして難関のD3(スティルワイン)でも、D1で学んだ内容が求められます。
実際に、D3の試験で不合格になる要因の多くが、D1の理解不足にあるのではないかと思います。D1をきちんと理解するには、日本語レベルでの理解が欠かせません。
Diplomaのテキストを精読するのも良いですが、ブドウ栽培・ワイン醸造&熟成について日本語でわかりやすく書かれた本やネット情報などが、簡単に手に入る時代です。
これらの資料を使って理解を深めた上で、次のステップとして、英語のテキストを使ったアウトプット練習に取り組みましょう。
おすすめは、WSETのLevel 2やLevel 3のテキストです。特にLevel 3のテキストをしっかりと理解できれば、Diplomaの試験でかなりの得点が期待できます。
私自身はD3の試験に3度挑戦し、最後の試験の前の半年間に学習したのは、Level 3の英語テキストのみでした。
また、Diploma試験では、一般的な単語のスペルミスは見逃してもらえますが、ワイン用語と固有名詞については正しいスペルが求められます。書いたり見たり、ご自身の合った方法で正しく書けるようにしておきましょう。
文法については、中学1〜2年で習うような基本的な「主語+述語」程度のレベルの文法がわかっていれば問題ありませんが、関係代名詞などが使えると試験で大量の英文を書く際に時間を短縮することができます。
そもそもの基礎的な英語力をつけたいというレベルの人は、試験日が迫っていない時期に、TOEIC600点の対策本などを使って英語力強化をしておくと良いでしょう。
特に、一般的な基礎単語はしっかりと覚えておくと、インプットやリサーチのスピードが速くなります。以下のような本が学習に役立つでしょう。いろいろあるのでご自身にあったものを探してみてください。
最後に、魔法の本や方法は存在しません。
早い段階で自分に合った勉強法やテキストを見つけ、実践&継続することが合格への近道です。
あなたの挑戦を心から応援しています。