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WSET Diploma受験生なら、低価格ワインを軽視しないで

「安いワイン=悪いワイン」というイメージを持っていませんか?

実は、低価格帯の大量生産ワインには、ワイン市場の裾野を広げる大事な役割があります。

WSET Diploma受験生を伴走させていただいている時に感じることが多いのですが、Diploma受験生はワインが大好きで普段から高価なワインやシャンパーニュを楽しんでいるため、低価格帯のワインを適切に評価することに不慣れな方が多いです。

Diplomaのテイスティング試験では、実際に低価格帯のワインが出題されることもあります。大事なのは、こうしたワインを適切に評価する力です。

実は、低価格ワインは高額ワインに比べ、アロマが少なく特徴がつかみにくいため、テイスティングコメントを書くのが難しいんです。

これはDiploma試験に限ったことでなく、ワイン業界でお仕事をなさっている方は、低価格帯のワインの重要性を日々実感されているはずです。

どんなワインでも、消費者のニーズに応え、業界を支える存在です。安いワインを好きになってねと言っているわけでは、決してありません。

高額ワインと同じように、低価格帯ワインも客観的に評価するスキルを身につけましょう。これは一朝一夕では身につきませんので日々の練習が大切です。低価格ワインのテイスティングを繰り返し言語化することで書けるようになります。

WSET Diplomaの合格を目指す皆さん、自分の好みに縛られず、広い視野でワインを評価できるようにしましょう。それが、ワインを深く理解する一歩です。

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