「世界なんて元々狂ってる」「でも、その世界を選択したのは自分だ」
BDがリリースされてから、数週間、ようやく天気の子を視聴した。君の名はから3年後の東京が舞台になっているこの作品だが、新海誠監督作品ならではの描画の細かさや色調の美しさがより映画の世界観を広いものにしていると思う。
新海誠作品は彼女と彼女の猫からアニメ映画だと星の声から視聴しているが、どことなく暗い雰囲気だったり、報われない展開の多さから初め苦手意識を持っていた。 しかしここ10年程の作品について何を評論する訳ではないが、きめ細やかな描画に加えて作品を盛り立てる音楽が一つの作品をより一層良いものにしていると思う。2007年公開の「秒速5センチメートル」では全短編において主人公は報われることはないが、男女の距離を山下達郎さんの曲が見事に表現している。(私はコスモナウトが好き。)
そして一作飛ばして2013年公開の「言の葉の庭」でも作品と秦基博さんの曲が見事にフュージョンしている。
そして前作である「君の名は」に関してはストーリー
そしてRADWIMPSの音楽、そしてようやく主人公が報われたことに心を撫で下ろした。
そして「君の名は」に続きRADWIMPSが、音楽を担当して世界観的には3年後にあたる「天気の子」では
114分という時間の中で本来のテーマかは分からないが、自分が選択した世界であろうと自分の意思で変えることがでいるというメッセージがあるのではないだろうか。
もし、今まで新海誠作品を観たことがないという人でも、美しい作品に触れるにはもってこいの作品だと思う。 この作品を通して冒頭のタイトルがそれを象徴していると私は思う。
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