東樹 航

東樹 航です。 書きたいコラムをダラダラ書いています。 好きなことを好きなだけ。

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最近の記事

センチメンタル日本の夏

 日本の夏の景色はなぜこんなに切ないのか。「ぼくの夏休み」のテーマを聴きながら僕は涙を流す。どこかの文学賞で「忘れたい日本語は?」という意味不明な質問に対して「美しい日本」と答えた人がいたそうだが、田舎を持たない日本人でもセンチメンタルな気持ちになれる日本の夏の原風景はやはり美しい。

    • 辛い時、生きたくもないけど死にたくもないそんな時の対処法

      不安を感じると急に鼓動が強くそしてゆっくりに感じる。 理由はなんでもいい、きっかけさえ有ればいくらでも不安を強くできる。見えない未来、お金、人間関係理由なんて正直どうでもいい。不安という痛みを感じることで色濃く生を実感するのだ。生きていることを感じると辛さが増して、そこから逃げようと死にたくなっても恐怖が襲いかかる。周りにはメンヘラなどと揶揄されるかもしれないが渦中の人間はとにかく辛いのだ。そんな時体の感覚は如何だろう。全身に力が入り呼吸は浅い。鼓動を感じて全身を何かがぶつか

      • 神聖かまってちゃんだった自分と過ぎゆく青春の日々。

        「Fucking Rock DJ」冒頭から「お前のロックは凄いぜ!」と始まるのは神聖かまってちゃんのフロントメモリーという曲。大泉洋さんと小松菜奈さんが主演の映画「恋は雨上がりの様に」の主題歌になったことで更なる人気を経たこの曲だが、私は映画の様な熱い青春も、初心な恋心も持ち合わせていないが8月になるとこの曲が聴きたくなる。 かつて神聖かまってちゃんだった私神聖かまってちゃんの作詞作曲を行っているの子さんは、私が好きなメロディメーカーの一人である。出会いは最悪で、高校時分に

        • 「伝える」ということは生きるということ、「伝わっている」ということは、生きているということ。

           梅雨のしとしととした天気から少しずつ夏めいた季節に変わるこの時期になると、毎年ふと聞きたくなる曲がある。それは、故不可思議/wonderboy氏の「Pellicule」と「生きる」という2曲である。この曲は私が、人と関わり言葉を扱う仕事を続ける上で「伝える」とうことと「伝わっている」ということを常々教わったと思う楽曲である。初めてこの曲を聞いたのは大学の1年生時分に言葉をAdvocat(代弁する)することに自信がなく、目指すものに対し不安感を感じていた時だった。コミュニケー

          世界一ピュアなキス。

          「世界一ピュアなキス」と聞いた時何を思い浮かべるだろうか。これは私が世界一好きなゲームの一つであるFinal FantasyⅩ のキャッチコピーだ。 2001年7月に発売され、19年経った今でも数多のハードでリメイクされファンの多い作品の一つだろう。私もこの作品のファンの一人であり、このコラムはただただ、私がFFⅩが好きということを書いていきたいと思う。 初めてのゲーム私がFFⅩを初めてプレイしたのは発売当初の2001年小学2年生の時である。それまで私は、自分のゲーム機を持

          世界一ピュアなキス。

          「世界なんて元々狂ってる」「でも、その世界を選択したのは自分だ」

          BDがリリースされてから、数週間、ようやく天気の子を視聴した。君の名はから3年後の東京が舞台になっているこの作品だが、新海誠監督作品ならではの描画の細かさや色調の美しさがより映画の世界観を広いものにしていると思う。 新海誠作品は彼女と彼女の猫からアニメ映画だと星の声から視聴しているが、どことなく暗い雰囲気だったり、報われない展開の多さから初め苦手意識を持っていた。 しかしここ10年程の作品について何を評論する訳ではないが、きめ細やかな描画に加えて作品を盛り立てる音楽が一つの

          「世界なんて元々狂ってる」「でも、その世界を選択したのは自分だ」