視座を高める/視野を広めるために必要なこと
仕事でよく言われる「視座の高さ」「視野の広さ」。
前回は「視座の高さ」と「視野の広さ」の違いを記事にしましたが、
今回はどうすれば「視座を高く」「視野を広く」持てるようになるかの私なりの考えを記述していきます。
前回のおさらい
・視座の高い人:自分の仕事上のポジションよりも高いポジションの人と同じ目線で話ができる人。
・視野の広い人:会議の場で必ず的を得たアイデアを出してくれる人
まずは視座を高く持つことを目指す
私はまず視座の高い人を目指すべきだと思っています。
その理由は「視野が広い人」になるには視座が高くないとなれないからです。
いきなり「視野を広く持て」と言われても私は難しいと思っています。なぜなら、視野って範囲が無限大なわけです。言い換えると、物事を色々な見方で見ようと思えば、いくらでも見ることができると思うのです。
実は「視座を高く」持つことで、広く持つべき視野の必要な範囲が見えてきます。
視座を高く持つには
業界・自社・自部署の「目指すべき姿」を理解して、自分の考えや行動につなげることで「視座を高く」持つことができます。
ここでの自分の考えは「目指すべき姿」とつながってさえいれば、合っている/間違っているを気にせずまずは持つべきです。自分の考えの正誤よりも、自分の考えに対する賛否を聞いて自分の考えをアップデートしていくことが大事です。
先ほど述べたように視座とは(私の定義ですが)、
「自分の仕事上のポジションよりも高いポジションの人と同じ目線で話ができる人」です。
立場が上の人と、ビジネスの話をする場合の前提条件である「目指すべき姿」を自分なりに理解し、立場の上の人にぶつけていくだけでも同じ目線で話ができるようになるはずです。
まとめると、業界・自社・自部署のビジョンに基づいて自分の行動を見つめ直す(=業務判断をしていく)だけで「視座を高く」持てるようになります。
視野を広く持つには
「視座を高く」持てるようになれば視野を持つべき範囲が定まります。
言い換えると、「視座を高く」持てるようになると「目指すべき姿」にするにはどの範囲に視野を向ければよいかが分かるはずです。
視野の範囲を明確にした上でその範囲内で視野を最大限に広く持つには、前回も述べたように「目指すべき姿」に対する自分の考えをアップデートできるかどうかが大事になります。
このアップデートができれば、「目指すべき姿」に向かうにあたって必要な範囲内で様々な意見を取り入れるため、様々な見方ができるようになり「視野の広い人」になることができます。
まとめ
前回、今回と続けて私なりに考えた「視座の高さ」「視野の広さ」の考え方を紹介しました。
ポイント
・視座を高く持てばおのずと広げるべき視野の範囲が定まるので、まずは視座を高く持つべき
・視座を高く持つには「目指すべき姿」に対する自分なりの考え方を持つ
・視野を広く持つには「目指すべき姿」に対する自分なりの考え方を周りの意見を聞いてアップデートし続ける