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『凍京ネクロ SUICIDE MISSION』のニンジャスレイヤーコラボイベントが凄すぎる
7/9(木)よりコラボイベント「ニンジャスレイヤーコラボレーション 凍京NEO-SAITAMA」が開催じゃ!
— 凍京NECRO<トウキョウ・ネクロ> SUICIDE MISSION 公式 (@tokyonecro_sm) July 6, 2020
凍京をネオサイタマに塗り替える!?
しかもネクロマンサーが関与となれば、放ってはおけぬ!
エントリーの準備じゃ!https://t.co/EOoiGhxp7Q#necrosm#njslyr pic.twitter.com/8fmx7RpbBf
🦄<やあ、電子ユニコーンだよ。凍京NECRO SUICIDE MISSION との電子ゲームコラボが始まったね。色々なキャラがLIve2Dで動くよ。フル監修シナリオで声の出演もこれまで通りだから安心してね!
— ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer (@NJSLYR) July 10, 2020
ニンジャスレイヤーは今月でTwitter連載10周年なんだ。とっても嬉しいコラボイベントになったね。チャオ!🌈 pic.twitter.com/rul5DompeD
スマホゲー『凍京ネクロ SUICIDE MISSION』で唐突に発表されたニンジャスレイヤーコラボイベント。
なぜ今?どうしてこのタイミングで?といった疑問に返答はなく、ただLive2Dで立ち絵がぬるぬる動くニンジャスレイヤー=サンとヤモッチャンが実装されると聞き、着の身着のままで凍京ネクロをインストールし、チュートリアルもそこそこにイベントストーリーを追った結果、このシナリオは重篤なニンジャヘッズが執筆したとしか考えられない、超ゴージャスで気合いの入ったシロモノだと分かりました。端的に言ってヤバい。
コラボキャラを実装するソシャゲはあまり遊ばないので最近のトレンドは知らないんですが、この忍殺コラボ、ニンジャスレイヤーやヤモトが凍京ネクロ世界に迷い込む……みたいな異世界に流れ着いた的なストーリーではなく、「ネオサイタマ(ニンジャスレイヤー世界そのもの)が劇中に出現する」というとんでもないことをしでかしている。何を言ってるのか分からないと思うが本当にそうなんだからしょうがない。
ニンジャスレイヤーは間違いなく最高に面白い小説作品であり、魅力的なニンジャ(キャラクター)がバンバン登場するのでこの手のコラボイベントとも相性が良いとは思うんだけど、いかんせん世界観が独特過ぎてコラボ先とのすり合わせが難しい。そして一般的な認知度の前に「アイエエエの小説」という高い壁があるのだ。
◇「なんだかわからない」「アイエエエの小説」というところからその先へ踏み込めずにいる方におかれては、まずはこの平易な基本を踏まえて、作品に触れてみるのがよい。魅力は当然、その先にある。◇
— ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer (@NJSLYR) February 11, 2014
それをまさかネオサイタマを丸ごと召喚してしまうことで、凍京ネクロの世界をごっそりニンジャスレイヤーの世界に置き換えてしまうという力業に出るとは……。
いや、コラボイベントでここまで元の世界をグチャグチャにしちゃっていいんですかね……背景イラストも取って付けたとかそんなレベルではなく、異常に美麗で解像度の高いネオサイタマが再現されておりスゴイ。正直ビビる。
そしてニンジャスレイヤーとヤモト、ボスキャラのラオモト=サンだけでなく、中ボス格としてソニックブーム=サン、NPCとしてナンシー=サンとリー先生、そしてまさかのミニットマン=サンまで立ち絵がある。……マジ?
ミニットマン=サンといえば、伝説的な(これまでのあらすじ)で有名なニンジャスレイヤー連載第一作「ゼロ・トレラント・サンスイ」に登場するニンジャだ。言わばニンジャスレイヤーの始まりのニンジャであり、そんな彼を立ち絵付きで登場させたとなればこちらとしても本気にならざるを得ない。単なるコラボイベントの域を超えた熱量を感じる。
ここまでくると「イヤーッ!」「グワーッ!」で埋まるログも、一人で食べるには多すぎるスシも、嘔吐のち失禁するネオサイタマ市民も、延々とフスマが続く天丼も、あまりにニンジャしすぎている。Twitterの140文字よりも少ないテキストウィンドウ量でここまでネオサイタマを再現する熱意……というよりも狂気を感じられてちょっとこれは尋常じゃない。
ニンジャスレイヤーは眉一つ動かさず答えた。「ネズミは二度噛めばライオンをも倒す。すなわちアナフィラキシー・ショックなり」ポエット!平安ハイクと近代医学を融合させた見事な比喩だ!ラオモトは唸った。「減らず口ばかり叩くドブネズミめが……一つ聞いておくか。貴様の動機を話してみよ」
— ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer (@NJSLYR) May 26, 2011
原作に類する比喩まで織り込む余裕まで見せつけてくる恐るべきエミュレーションっぷりに震撼する。しかもこれはネオサイタマ・イン・フレイムの「再現」ではなく「再演」なので、セリフ回しもフジキドは「2回目」であることを踏まえているし、ラオモト=サンは原作通りの貫禄を見せつけ、夢の再戦カードを実現させてくれる。すげえよ……コラボなのにサービス精神旺盛すぎる。やりたいだけじゃん……お前がもう一回フジキドとラオモトを戦わせたいだけじゃん……最高かよ……
え?ここまでやるのか……?と思うくらいラオモト=サンただ一人のために凄まじい人員の戦力が投入される最終決戦!ちょっとここは実際にゲームをプレイしてみて確かめてほしい。ニトロプラスのゲームは齧ったくらいしか知らないけどラオモト=サンの強さ基準がバグるくらい凄まじいことが起きてるのは分かった。甲冑を剥ぐのにそこまでする!?カラテミサイルってそんなヤバい火力と相打ちになるの!?のじゃロリ所長、あんたナラク・ニンジャだったんか……!
他にもヤモトとソニックブームの再戦と決着、続編イベントへの伏線、第3部やAoMまで踏まえた台詞や地の文の数々、そもそもなぜ凍京ネクロの世界にニンジャスレイヤーが現れたのか?など一語一句全てが原作へのリスペクトに溢れた、異常にクオリティの高いファンジンのようで素晴らしいイベントでした。ニンジャスレイヤーもヤモトもお迎えして、頑張ってスシ集めに勤しんでます。回想シーンもヤバイ級クオリティなので落ち着いたらゆっくり閲覧したい。
何より、ぬるぬる動く上に喋るフジキドとヤモトちゃんがいつでも見られるようになったのは非常にデカい。新規書き下ろしイラスト……ボイスも新録ですよ、新録。シヨン放送から何年経ってると思う?それをまさかこんな形で声を聞けるなんて……最高すぎるじゃん……ありがとう……凍京ネクロありがとう……。
(凍京ネクロユーザーがニンジャスレイヤーの四聖獣概念に触れてどう思うのか気になる)
(終わりです)
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