![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/8433974/rectangle_large_type_2_6523117d564e3a05c83ba23b6d3afae1.jpg?width=1200)
【ピックアップ】よりぬき逆噴射小説大賞 異界の章
ドーモ、azitarouです。
皆さまは「ダイハードテイルズ・マガジン創刊2周年記念アンケート」には答えましたか?アンケート項目の中には逆噴射聡一郎先生への質問おたよりの欄もあります。この逆噴射小説大賞に参加した方々にとっては自らをハイヤーグラウンドへとランクアップさせる大きなきっかけになること間違いありません。回答期限は2018年11月30日までですので、ファンレターもしくは質問という名の銃弾をじっくりと吟味してみましょう。
逆噴射プラクティスと同様に、逆噴射聡一郎先生へのQ&Aの記事もまた、パルプ創作活動を続ける上で焼け着いた銃身のようにホットな内容で大変参考になることばかりです。現在1~4まで投稿されているので是非どうぞ。
さて、4章は「異界の章」です。エルフやドラゴンが闊歩するハイ・ファンタジー、魔法少女が舞うロー・ファンタジー、もしくは現実と少しだけすれ違った不思議な世界の数々をお楽しみください。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
1. 巣に就く者
ドラゴンの……ベビーシッター!残忍なる爪文字の「拾ってください」はズルい。
2. ビブリオグラファの復讐
異能ビブリオバトル!文章の節々にプロフェッショナルの技巧が光る。
3. 妖説大坂御陣
大河ダークファンタジー時代小説だ。この後の展開に魔界転生じみたものを期待してしまう。
4. エルフ人類雇用機会均等法
このタイトルからのこの内容。人類にとっては厳しい就職氷河期だ。
5. ブラッドストーム・イン・ジ・アビス
刀が光り、血潮が飛ぶ!スーパーゴアダークファンタジーバトル小説の始まりだ!
6. 民間軍事YouTuber魔法女装少女マジカル☆アクア
属性マシマシの重量過多にニューロンを焼かれる劇薬。チョー面白い。
7. 邪馬台国世界大戦
邪馬台国は皆の心の中にあるのだ。
8. 七丘合体 S.P.Q.R.ユピテリオン
スタディオンという単位を初めて知りました(響きがめっちゃカッコいい)。壮大な歴史の重みを感じるスーパーロボットバトルファンタジー。
9. 2代目魔法少女イナホープ第1話 『いや僕男だよ?!』
タイトルにどうしても期待してしまう導入シーン。おばあちゃんの方言がめちゃくちゃキツい。
10. ブレイブラッパー 光と闇のリリック
HIPHOPは世界を救う。君もこの小説を読んで勇者(最もドープなリリックを刻む者)になろう。
11. エターナル横綱 虚空蔵関の不思議な冒険
スクエアと力士による神秘的体験。神話光景だ。
12. マリッジブルーと沼の城
クリーチャーの造形が素晴らしいダークファンタジー。引き込まれる。
13. マジック・ステップ
ダンス……それは破壊の危機に瀕した世界における唯一の希望。ラストの主人公の独白が凄まじい切れ味だ。
14. 天まで響け☆男の応援歌~魂の煌めき~
魔法少女の戦いが熾烈を極めるのはこの記事が証明している。それでも彼女らを応援するということはその火中に飛び込むということだ。タフになれ。
15. inner multiverse
心の王国だ。豊かな人間性を描写する傑作。
16. コーチ・フレイムヘッド(邦題:空に向かって撃ち放て!)
軍事が競技に、部活になった世界。大好きです。
17. ミイラサラリーマン 禁太郎
ミイラがサラリーマン!自力で棺から出れないせいで資料が見れないのがカワイイ。
18. ダンジョン学校の転校生
クラスの中で班を組んで卒業認定書をゲットするため校内でハック&スラッシュ!絶対面白いやつだ。
19. ブレイブ×バイオ×テンタクル
どう考えてもヤバい勇者が爆誕する予感しかしない。仕様に悩まされる技術職泣かせの一作。
20. 町田市民は魔都東京に挑む
もう東京土産が魔除けのブードゥー人形詰め合わせにしか見えない。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
以上です。これまで投稿した全4章で、合計80作品を紹介させていただきました。大変なパルプ濃度です。しかし、逆噴射小説大賞に応募された作品は1900もの数に上り、ここで紹介できたのはほんの1割にすら届きません。それでも、あなたのパルプ生活の糧になったのであれば幸いです。それではまた、メキシコの荒野でお会いしましょう・・・。
【終わり】
【終わり……?】
…
……
…………
……………………
よくきたな。おれはazitarouだ。
おまえはこれまでSF、暴力、恐怖、異界という4つの章、ひいては土地を巡ってきた。あるいは自らの足で、または別のピックアップ記事を辿り、このメキシコの荒野を歩んできたはずだ。このピックアップ記事を読んできた読者の中には、パルプをジャンル分けするなど無粋に感じたものもいるだろう。想像の遥か上を行く最高にエキサイティングな小説、それがパルプ小説だ。SFとか暴力とかはあくまでおれ個人のタグ付けレベルでしかない。そして注意深いおまえは未だ熱を帯びているパルプ小説をいくつも知っている。当然、おれ自身もそうだ。
おれは「逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集」に収集された全てのパルプ小説に目を通してきた。そう、全てだ。だがそんなことは何の自慢にもならない。おれはインテリパルプ小説博士になる気は毛頭ない。そんなおれがたった4章、80作品の紹介だけで満足できると思っているとしたら大間違いだ。ここから先は更なる紹介記事の世界だ。あらゆる世界が飛び交う、地上に顕現したパルプの極楽浄土……おれが垣間見た最高のエンターテイメントの世界をここで語ってやろう。用意はいいか。その手にコロナを持て。
いいなと思ったら応援しよう!
![azitarou](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/4597296/profile_abbc29a5c9cedc438e3ab9afc5acdcb2.jpg?width=600&crop=1:1,smart)