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記録 | 東京都檜原村・九頭龍の滝で滝行

滝行アテンダーになれるのでは?と思うほど高頻度で通っている滝行。

先月、わたしの家族と公私ともにお世話になっているご夫婦のKさんとAちゃんと6人で行って参りました。

場所はいつもの檜原村・九頭龍の滝です。

檜原村に通って初の大ハプニング、新鮮な体感、最強グルメと最高の思い出だらけの一日となりました。

全てをお話しようとすると1週間以上かかりそうなので、今回はハイライトをかいつまんでお届けします。

にしても9月の檜原村はクッソ寒かったです。

檜原村で滝行をしたいとお考えの皆さん。

楽しく快適な滝行は9月までです。

KさんとAちゃん

KさんとAちゃんは、わたしが世界で一番推しているご夫婦です。

脅威のコミュニケーション能力を持ち、物怖じという言葉を知らないKさん。

見た目の可愛さからは微塵も匂ってこない野獣のような好奇心を持つAちゃん。

ちょっと会わないと「奇祭に参加してきた」「座敷童を探してきた」「兵糧丸を作ってみた」と、想像の斜め上をいく報告をどっさりと持ってきてくれます。

このときは確か…ちょっと前に大学のフィールドワーク合宿に参加してきた話をしてくれました。

え、そんなとこ行けるの!?みたいな場所にするっと潜り込む二人。

一緒にいるのが楽しすぎてかれこれ10年以上仲良くしてもらっています。

二人ともいろんな分野に詳しく、わたしの世界や常識はKさんやAちゃんで出来ていると言っても過言ではありません。

そうそう、11月にはAちゃんと異界を探しに行く計画を立てています。

またレポしますね。

バス消失事件

滝行当日、武蔵五日市駅で集合する予定でしたが、行きの電車でKさんとAちゃんとばったり合流しました。

早朝の車内に眠い雰囲気が漂いますが、跳ね除けるようなマシンガントークで最近の出来事を報告するわたしたち。

子どもたちもKさんとAちゃんと一瞬で打ち解け、あっという間に武蔵五日市駅に到着しました。

バス発車まで時間に余裕はあるし、なんだかやたらと早いタイミングで乗り場にバスと人はいるけど…大丈夫!とそれぞれの用を済ませます。

さぁ準備万端、バスに乗ろうとしたら賑わっていたはずの乗り場に人っ子一人いません。

何ならバスも消えています。

「もしかして…僕たちが乗るバスってアレだった?」

一服から戻った菩薩(夫)がポツリと衝撃の言葉を放ち、おそるおそる時刻表を見ると…三連休につき、いつもと違うタイムラインでバスが動いていたのです。

目的地の数馬には1時間に1本しかバスは向かいません。

「…で、どうする?」

気づけば、駅近くの川で遊んでいました(笑)

石切りが得意なKさんに石切りのコツを教わったり、笹の葉で舟を作って流したり、全く予定になかった川遊びがとんでもなく楽しくて。

肝心の滝行も逃すことなく、想像以上に楽しい時間を過ごせました。

こういうときに怒らないのが菩薩(夫)とKさんAちゃんの凄いところ。

いやあ…あのときはみんなの優しさに救われました。

感じ取った龍の片鱗

色々な滝を巡るのも良いけれど、とりあえず同じ場所に通ってみよう。

そう決めて檜原村の九頭龍の滝に通っている訳ですが、滝行をすると何かしら見るというか…毎回何かしらの体感があるのです。

初めましてのときは、わたしたちの身体が出てきたであろう感情のモヤ?のような白いドロドロが滝つぼ一面にドゥワーと広がるのを見ました。

二回目は、菩薩(夫)が最後の滝行をしているときに龍か蛇のような頭の形をしたモノが現れてパクッと菩薩(夫)を食べるところを見ました。

三回目の今回は、龍の胴体というか…鱗に覆われた極太チューブのようなものが滝の上流から空に向かってドドドドドドド~と飛ぶ?発射される?ようなところを見ました。

物凄い勢いで鱗つきチューブが滝から空に吐き出される様は、お風呂屋さんで健気に働く少女が主人公の某日本アニメ映画で、川の神様が声高に笑いながら外に出ていく様子とシンクロしました。

とにかくそのチューブと鱗がとんでもなく巨大だったのでわたしが見た?感じた?のは、ほんのわずかな一部分だったと思いますが何とも言えない不思議な気分になりました。

その不思議な気分の中で、遥か昔に見かけたとある能力者さんのブログをふっと思い出したのです。

もう昔過ぎて詳細は覚えていませんが…人里離れたところに九頭龍神社と言う神社があり、その神社がある山にはとんでもなく大きな青い龍が棲んでいて、その龍はめちゃくちゃありがたい神さまでどうたらこうたら…と言う内容だったと思います。

チューブを見るまですっかり忘れていたことが思い出され、あぁ、ここがあの山なんだ!ここがあの九頭龍神社なんだ!と数年越しに点と点が線になった気分になりました。

ご利益がどうのと言うより、そういった存在が感じられる場所にいること、やはりこの場所は特別だと感じられたことがありがたくてありがたくて。

顔面が動かなくなるほどの寒さに心が折れそうになりましたが、やっぱり来て良かったなと心満たされた滝行でした。

ちなみに全然関係ありませんが、今日の数馬の最低気温は7度です。

マジで寒いんですよ、檜原村の数馬というところは。

美味しすぎるが要注意な舞茸丼

檜原村の名産のひとつに舞茸があります。

東京の下界でわたしが普段食べている舞茸と同じものなのだろうか…?と疑いたくなるほど、原村の舞茸は肉厚で歯ごたえがあってブリンブリンです。

プリンプリンじゃありません、ブリンブリンです。

九頭龍の滝の近くに温泉施設がありまして、そこで芯まで冷え切った身体を温めた後、食堂で「ひのはら舞茸丼」をいただきました。

舞茸丼と聞いてどのようなものを想像しますか?

わたしは舞茸の天ぷらが乗っている丼ぶりを想像していたのですが…想像は見事に裏切られ、舞茸と玉ねぎのバター炒めがこんもり盛られた丼ぶりが姿を現したのです。

揚げ物ラバーのわたしは物足りないかな…あとで何か頼もうかな?と食べ始めたものの、甘じょっぱいタレとブーリンブリンな舞茸にお箸が止まりません。

タレがしっかり絡んだお米も食欲をそそり、間にうっすら敷いてあるくたっとしたレタスがくどくなりそうなところをスッと緩和してくれます。

そんなに美味しいならあれよあれよと無くなりそうなものですが、何せボリュームたっぷり、バターもしっかり使われているのでなかなか無くなりません。

全て食べ終わった頃には、動けなくなるくらいお腹を満たしてくれました。

女性ならシェアしても良いかもしれません。

マジであのボリュームは要注意です。

あまりに舞茸の美味しさが強烈でお土産に買って帰りましたが、下界で食べても厚みと触感と満足度は別格です。

次はもう滝行はせず、こっそり九頭龍神社でお参りをして舞茸を買って帰ってくるのも良いなと思っているところです(笑)

普段舞茸を口にする機会がある方全員にあの美味しさは知ってほしい、そう思うくらい美味しい舞茸でした。

最後に

檜原村での滝行は何度か行っているので旅の勝手は知っているつもりでしたが、今回はそれを大きく裏切る展開ばかりでジェットコースターに乗っているような気分の一日でした。

想像や予定は有限、予想外は無限を改めて実感しましたし、その予想外は一緒に楽しめる仲間あってこそなので一緒に楽しんでくれた家族とKさんAちゃんに感謝感謝です。

また同じメンバーで、もっと素敵な冒険ができますように。

そしてわたしは今から坊主頭を金髪にしてきますね。


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