8 銀歯について

菜食育アドバイザー５期生　
歯科衛生士のmiyuです😊🩵

本日は、銀歯について投稿
していきます！

被せ物とは

虫歯ができてしまった歯を
治療した際に、虫歯が
大きく、削った穴が
大きすぎると、被せものを
する必要があります。

小さな穴はプラスチックの樹脂で
（ＣＲ充填）
すむ場合もありますが、
詰め物が不可能な場合は
被せものになります。

被せものは大きく分けて２つ

・部分的な被せもの（インレー）
・全体的な被せもの（クラウン）
にわけられます。

インレー

クラウン

銀歯について

結論から申しますと
銀歯は体にも、歯にも悪い🙅‍♀️

わたしは銀歯は選択しないです。

幸いにもインレーやクラウンほどの
虫歯になったことがないので
わたしのお口の中は
メタルフリー、ノー銀歯です😆✌️

銀歯に使われている材料は

歯科鋳造金銀パラジウム合金です。

このパラジウム合金が
体に悪い、、😭❌

金属アレルギー

銀歯に使われている
パラジウムは、金属アレルギーを
引き起こしやすい金属と
言われています。

金属アレルギーを
引き起こしやすいのは
一位☝️がニッケル
二位✌️にパラジウム

貴金属やチタンはアレルギーを
引き起こしにくいと
言われています。
（引き起こしにくいだけで
　ゴールドやメタルも
　全くないわけではないらしい）

金属そのものは無害なのですが
金属は水や汗に反応します。

金属アレルギーが発症してしまう
流れとしては

口腔内で酸に侵される😈👿
↓
腐食
↓
金属イオン溶出
↓
タンパク質と結合し
アレルギー発生😵

金属アレルギーは
遅延型アレルギーのため
ある日、突然に発症してしまう
こともあります。

人によって許容量が違うため
銀歯１本で発症する方もいれば
５本で発症する人もいると
様々です。
コップの水があふれることで
表現するとわかりやすいです☝️

コップの容量を超えると
アレルギー発症

症状には

湿疹
（銀歯から離れたところに
でる場合も）

掌蹠膿疱症
（手にできるぷつぷつ）

扁平苔癬
　（舌がんになってしまった人に
　　銀歯が多かった症例も。）

アトピー　
　（おばあちゃん
　　おじいちゃんの代から
　　お口に銀歯あったり）

一度症状が発症すると
銀歯もすべて取り除くしか
治す方法はないのです、、

使用禁止の銀歯

ドイツでは歯科医療でのパラジウムの
使用を禁止する勧告がでていたり、

スウェーデンでは妊婦と小児には
完全に使用禁止となっています。

発がん性

免疫力の破壊から免疫不全を起こし、
様々な病気を発症するリスクが高い
ことや、口腔がんや舌がんが
パラジウム合金と接触する部位に
多く発症していることが多く
観察されており、発がん性の
疑いがあることも使用禁止の
理由としてあるそうです。

メタルタトゥー

銀歯をいれた周りの歯茎が
黒っぽく変色していることは
ないですか？

パラジウム合金が溶けだし、
歯茎に入り込んで黒く変色
させてしまっています。
メタルタトゥーといいます。

一度入り込むととれない
ことがほとんどです、、
歯肉切除が必要な場合も、、

たばこのヤニで歯茎が
黒くなるのは色素沈着なので
パラジウム合金が
溶け込んでいるのとは別物です。
色素沈着による変色には
レーザー照射やピーリングで
改善がみられる場合もあります。

銀歯でまた虫歯になる😱

せっかく虫歯を治したのに
銀歯をいれることで
同じ歯がまた虫歯になって
しまうことがあります。
銀歯による二次カリエス。
二次虫歯です。

二次虫歯の原因は

歯と銀歯に隙間ができる
↓
プラーク、細菌の侵入
↓
虫歯の発生
（口臭の原因にも、、）

隙間ができる原因には

・セメントの経年劣化
（歯と銀歯をくっつける接着剤）
・金属の熱膨張や酸化、腐食

銀歯に使う接着剤

保険診療では、使用してもいい
接着剤が決められています。

保険内の被せものは
合着でくっつけています。

合着とは

くっつけたい面の
凹凸に材料が入り込み固まること。

機械的原理。
接着剤が歯と金属の間を埋め、
その摩擦力ではまっているだけ
なのです。

経年劣化により
銀歯がぽろっと
とれてしまうこともあります。

銀歯が取れてしまった経験を
した方も多いはずです。

銀歯と口の中相性悪い💔

口の中は、温かくなったり
冷たくなったり、、
はたまた、酸性になったり
アルカリ性になったりと
様々に様子が変わる
銀歯にとっては
過酷な環境、、💔

金属には熱膨張が
起きるので、
熱膨張が起きれば、銀歯と歯に
隙間が生じて、それもまた虫歯に。

せっかく治したのに
虫歯になるのは悲しいですよね😫💔

銀歯をいれて５年以内に73％の
再発リスクがあります😱

銀歯のいいところ

銀歯のいいところは
もちろんあります。

・保険適用で安価
・強度はある

以上！！！！

デメリットが圧倒的に
上回ってしまうう、、

ちなみに、強度はあるものの
歯よりも銀歯のほうが
硬いため、衝撃を受けたときに
銀歯が守られ、歯がかけて
しまうなんてことも😑

まとめ

いかがでしたか？

歯科衛生士のわたしは
患者様には
複数の選択肢を伝え、
それぞれメリット、デメリットを
お伝えします。

将来の歯を守るため
体の健康を考えて
わたしが治療で治すなら
銀歯の選択肢はなしです。

もちろん、様々な生活背景が
あると思うので、否定はしません。

銀歯から銀歯以外に変える
治療をしている歯科医院も
あると思いますので、
将来的に１本ずつでも
銀歯を変えていくのも
一つの方法だと思います！

自分の歯を長持ちさせて
いつまでのおいしく食事を
していきたいですね！

現在、菜食育アドバイザー８期生を
募集中だそうです😊💗
年内最後の募集だとか。
気になる人は、
いまが
きっかけ！

以上です🩵💜