
『この世界の片隅に』/こうの史代
映画化されて、評判すごいよね。確かに読んだのはずいぶん前だけど、原作も悪くない。出だしのちょっとしたファンタジーなところとか。全体的に絵も独特の雰囲気があって、素朴で。
面倒だから、少しアマゾンコピペすると(笑)「戦中の広島県の軍都、呉を舞台にした家族ドラマで、主人公、すずは広島市から呉へ嫁ぎ、新しい家族、新しい街、新しい世界に戸惑う。そして……」ってな話で、細かい日常の描写、やりとりが、輝いているような漫画。
戦争のせいで、腕をなくしたり、大切な人をなくしたり、
いろんなドラマがあるんだけども、一番いいのは、夫婦の物語だったかなあ。昔好きだった人との関係とか、素直になれない夫婦の愛情表現とか、そんな微妙な“あや”というか機微が描かれてて、とても好感が持てる漫画だった。
ただし、私はあまりいい読者でもない(笑)。なんというか、味わいのあるこの絵が独特でいいんだけども、コマが、読みにくくて、疲れるなと思って(~_~;)
たぶん映画の方が整理されてて、入りやすくなってるんじゃないかなあ。映画で観てみたいなあと思った次第。でも、DVD待つんじゃないかなあ僕は(~_~;)
漫画だけでいったら、「夕凪の街 桜の国」の方がしゅっと、コンパクトで響くし、好きだ。
いいなと思ったら応援しよう!
