うたがわきしみのうわごとだもの過去選 創作日誌『読者って。創作って』
きしみは、昨日TSUTAYAに久々にいったですよ。
行ってしまうと本屋大好きっこなだけに、
現実を逸脱するほど散財するので
避けてきたのですが、調べたい雑誌があって……。
まあ、それは結局たいした雑誌ではなかったから
アマゾンでポチせず、自分の目で確かめてよかった。
ジャケット群というか新作たちの表紙を眺めて、
めぼしい漫画も新たにチェックだけして、
財布のひもは緩めなかった。
って、そんなきしみの日常話はどうでもよくて、
この日の本当の収穫は
10代後半の女の子たちの生の声。
ぶらぶらっと漫画コーナーをきしみ同様物色しながら
ぺちゃくちゃあーでもないこーでもないと彼女たちが話してるわけ。
「○○が面白いんだって。すっごいおすすめしてたー」
「へー、面白そう、買ってこー」
「え、一巻だけ?」
「そりゃそうでしょ、まず一巻だけ買って読んでみないと
全部買ってつまらなかったら損するじゃん」
(確かに)
「あ、○○の新刊でてる。
買わないの?」
「うーん、3巻で止まってんだよねー。
なんか、もういいわ、って気になって。
飽きちゃった」
「ああ、飽きるよね、なんか」
「うん、飽きる飽きる。飽きたらもうダメ」
(そこ! それな! それ大事!)
なんか胸が痛いけど(^_^;)。
そんなこんなでした。
だからさ、描く(書く)人って大変なんだよな。
ずっと飽きさせずにひっぱらないといけないわけで。
みんな苦労してるよね。
少しでもぬるいとさ、読者なんてすぐこうなるよ。
「なんか、もういいかな、飽きたし」だよ。
そっぽ向かれないようにあの手この手で
技術と熱をこめて練り上げて、やっとやっと。
週刊連載とか、ほんと、考えただけで死にそうなほど
膨大なエネルギーがつかわれてるよな。
あの『漫勉』でもやってたけどさ。観るまでもなく大変だよな。
読むと数分なのにさ(それな!)
でもさ、やっぱ書きたいしさ。
自分でワクワクしたいしさ。
楽しみたいしさ。人生。
苦しいけど創作しよ。うん、そうしよ。
そんな風にきしみは思って帰宅した。
ほんとに、昨日も終電近かったけどさ
電車で眠い目こすって詩集の半ページだけ読んでさ、
思いついたから、詩書いてさ。
帰ってから、なんのインプットもする時間なくて
飲んで寝てさ。
朝方通勤でまた詩書いてさ。
あとは朝から晩まで本職やってさ。
合間に浮かんだら書いてさ。
馬鹿みたいに言葉が好きなんだろね。
馬鹿みたいに好きじゃなきゃ、
創れないものあるだろうし。
そりゃあね、書いてUPしたらさ、
誰だってスルーしてもらいたくはないさ。
詩人ほど「ここにいるよ!って
叫び続けている生き物はいないからね。
でももし、スルーされたくないなら、
スルーされないものを創るより他あるまいよ。
誰よりも。スルーさせない世界を。
わたしだ
おまえか
どこだ
すぐそばにいる
仕事しろ、きしみ。
はい。
水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。