人生観を変えてくれたミュージカルスクール
何か違うことがしてみたい、自己改革がしたい、と思っている人に、私はミュージカルのクラスにいってみることを勧めたい。
私は24-5くらいの頃、池袋にあるミュージカルの学校の土曜クラスに通っていた。理由は、他のダンスのための表現力を養う目的で、ミュージカルそのものも深いファンということは正直なく、どちらかというと、「なんでミュージカルは突然歌い出すんだろう」って考える方だった。
とにかく演技力のあるダンサーになる力を得たかった私は、年齢に関わらず週1で通えるちょうどいいコースを見つけると、速攻入学を決めた。
腹を割って打ち明けると、素人のミュージカルは、はっきり言ってイタい。
台本だってそもそもベタでくさいセリフも多くて、お笑い芸人の養成みたいなことをやらされる。ていうかきっと芸人さんも同じようなことするんだろうな。
だけど、いろんなことが吹っ切れれば「解放」だった。
私が入った代では、ミュージカル俳優に本気でなりたい高校受験を控えた、バレエもガチでやってる女の子から、35才より歳の上だったミュージカルファンまで、10人ちょっといた。それぞれがバックグラウンドもバラバラだったけど、初心者ということは共通していて、とても不思議な空間だった。
土曜1日で、ダンス、歌、芝居。半年区切りのそれを、1年続けた。
ミュージカルの練習は、すごく自分を晒して、恥を捨てることの連続だった。もちろん自分も含め、先生はズバズバ突っ込んでくるし、変なプライドがあると進めないし、とにかくガムシャラでいようとしないと、うまくいかない。
劇団四季出身の先生も何人もいらっしゃったのだが、発声練習に食らいついて練習中に唾を垂らすほどだとか、結構たましい置いてくる並みの(うまく表現できないけど)必死にやるもんだというイメージ。
でもそこまで必死になって、サムいこと言っても良くて、恥をかき捨ててやることがとてもストレスの発散であり、魂の解放だった。
割とシャイな方で学生時代を過ごしてきたけど、こんな風に自己表現を子供の頃からやっていたら人格そのものから違うだろうなと思う。
自分の壁を壊して、シャイで言えないとか、そういうことがだいぶなくなると思う。(し、実際大人になってやってみた私ですら変わったと思う。)
しかも、その時もプライベートでどうにもならないストレスを抱えていた私にとって、魂をすっ飛ばして他の人物になる感覚にはとても助かっていたと思う。
1日だけのWSとかでもいいから、またやりたいなあ、、
ちなみに私がされた一番の無茶振りは、
「ペットボトルってエロく言って」でした。
イメージは、当時ブームだった壇蜜さん(笑)
今ではミュージカルをみる方も好きです^^
(ただしハッピーエンドに限る)