【手記】自殺失敗。

2024年6月9日。
私は自宅マンションの3階から飛び降りた。
飛び降りた時の記憶は全くない。
1階の住人さんが通報してくれて、
私は大きな病院に運ばれた。
しばらく意識を失っていたらしく、
レントゲンだのCTだの、応急処置だの
輸血だのされてたらしいけど全部しらない。
気がついたら見知らぬ天井があって、
さまざまな管に繋がれて、
それらの先が色んな音を
奏でていてオーケストラ。
しにたかった気がするし、遺書も簡単に
書いた覚えはある。
最期だと思って吸った煙草がほんとうに
美味しかったことも覚えていた。
でも、ベランダの窓を開けて
飛び降りたはずだけど、そこらへんから
まったく記憶がない。なぜ?
脳挫傷の疑いはあったけどそんなに頭は
打ってないはずなのに。
ショッキングすぎて記憶ぶっ飛んだかしら。
まあいっか。覚えててもつらいかもだし。
浮遊感とかあったのかな。
正直、宙に舞ってた瞬間だけは
覚えてたかったけどそう上手くはいきません。
あと飛び降りってやっぱりしねません。
いや別に、しにたかったっていうか、
生きている心地しなくて、
痛みが欲しかっただけだったと思う。
痛かったら生きてる心地するじゃん。
性癖とかじゃないよ。シンプルに。
そんでわたしの両手両足はボッキボキに折れた。
仙骨も肋骨も折れた。
レントゲンこんな感じ。
なんか色んな金属入ってるよ。

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