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昭和の群像を料理する。

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激動の昭和という時代を生きた人々を妄想しながら料理した記録。
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記事一覧

秋刀オク円事件

秋の味覚、秋刀魚がそろそろ出始めた。去り行く夏の野菜、オクラと合わせて料理しながら、昭和…

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じゃがポター柔道一直線

大量に頂いたじゃがいもを消費するための料理をしながら、スポーツを通じて日本や世界を良くし…

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ヴィーガンマ吉川英治

剣豪と聞くと多くの日本人が思い浮かべる人物は宮本武蔵。 歴史に興味ない人でも名前位は聞い…

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ブー丹波哲郎

「人が死んだら、どこへいく?」 エマダツィという青唐辛子のスープを知る。ブータン料理らし…

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尾崎豊きびバーグ

「僕が僕であるために勝ち続けなきゃならない」 たかきびを料理していると、ふと頭に尾崎豊の…

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豆腐カプレーゼリーの正体

「FM東〇、腐ったラジオ。FM〇京、最低のラジオ。おピーんこ野郎」 そんな歌を熱唱する映像を…

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石原裕次郎ズマリー蕪

近隣の農家から蕪を頂くことがある。旬をそろそろ過ぎようとしているが、まだまだ美味しく頂ける蕪を料理しながら、昭和を代表するスターの豪快伝説を妄想した記録。 蕪       1つ 大蒜      1欠け ローズマリー  小匙1 オリーブオイル 大匙2 塩       小匙1 黒胡椒     少々 昭和九年(1934)12月28日又は翌年の1月3日に兵庫県に誕生した石原裕次郎。 どういうことかというと、公式プロフィールでは12月生まれだが、戸籍上は1月生まれとなっている。誕生

老いる探偵、オイタンとでも呼ばれてろ

昭和の時代に始まり、令和の現在まで新作が作られる映画に登場?した料理を自作しながら、映画…

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金子み鈴廣きんぴら

小田原に老舗蒲鉾屋の鈴廣あり。 旅行業界に身を置いていた頃、よくお客様を鈴廣へとご案内。 …

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葱タレ豆腐屋の四季

どかた家の食卓によく上る食品に豆腐がある。 氣が向いたら自分で作ることもあるけれど、所詮…

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鯵(フライ)サンド

福岡県内の彼方此方で目にした食べ物、というか名前があった。 九州では今、アジフライが熱い…

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いも山事件

同郷の大作家、松本清張の小説によく登場する料理に『いもぼう』がある。 京都の料理で海老芋…

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たまには禁を破ってみる。

何度か書いていることですが、私はゆるベジタリアン。 基本的に菜食です。魚介類、卵、牛乳以…

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PERFECT DAYSな作り置き。

たまには歴史以外のことでも妄想するか。 ということで名前だけが出てくる幻の料理を作りながら、不思議な味わいある映画に関する妄想。 小女子  1パック 山椒粉  小匙1 ピーマン 3個 胡麻油  大匙1 醤油   大匙2 味醂   大匙1 蜂蜜   小匙1 昨年末からロングラン公開されている日独合作映画『PERFECT DAYS』 役所広司演じる公衆トイレの清掃員の日常をドキュメンタリータッチで丁寧に追った映画。 観る前は正直な所、それっておもろいのん?大きなドラマがないと