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うまい棒の値上げとビックマック指数

最近驚いたニュースがある。

うまい棒が値上がりしたというニュース。

実際の記事はこちら、

簡単に説明すると、4月からうまい棒が10円から12円になる。
理由は原材料費、運送費の高騰。安定供給を優先した。
ご存じのとおり昨今の情勢によりコスト削減では限界だったということである。

このうまい棒、1979年に発売されたのだが値上げは今回が初めて。他の食品も値上げしたり内容量を減らしたりする工夫がなされて久しいがついに駄菓子にもその影響が出てきました。

個人的な意見として一つ述べさせてほしいのが、コンビニやファミレスの24時間営業などと一緒やつながっていたりして、もしかすると今までが便利すぎた、安すぎたというのが現在の価格上昇や24時間営業をやめようとする風潮になっているのではないかと思う時がある。
それくらい今まで便利すぎたのである。

なので今回のうまい棒の値上げも適切な価格に戻ろうとしている気もする。

元々はコストダウンや削減などで安く提供することはイノベーションにおいて重要なこと。企業内で競争力を生み出す要因にもなります。

しかしこれに例外があり、対外的なアクシデントつまり天変地異や今回の事情も当てはまりますが、このような場合にはむしろ値段を上げるなどして商品の質を守るという努力も必要になってくるのだと思います。

思い切り違うこと言っていたら、大変申し訳ございません。


そして次にこの記事を見て思ったのがビックマック指数について、
みなさんご存じでしょうか?

知らないよという方はこちらの記事を紹介しておきます。

自分の方で簡単に説明すると、
ビックマック指数とはマクドナルドの商品の代表的なもののことで、世界じゅうで発売されているのですが、そのビックマック、材料や調理法が同じで基本的に同じ商品としてどの国にも発売されているため基準として各国の物価や為替市場を比較しようと経済誌「エコノミスト」が発表している経済指標の一つなのであります。

本来、同じ商品であれば結果的に同じ価格で取引される「一物一価の法則」というものがあり、ビックマックで考えると日本では現在390円で購入できるため、どの国でも390円であるはずなのですが、アメリカでは669円、なんとスイスでは804円と日本より割高、値段が高いのです。

ここでアメリカとスイスの人たちは日本で買えば安いと思い日本のビックマックを購入しようとします。そうして日本円を買おうとして円の価値が高まり円高でドル安につながります。
その動きが「一物一価の法則」により収束しようとしているということになります。

結局日本のビックマックの価値も上がりアメリカの値段に近づくことになるのです。

この時の為替相場の水準を「購買力平価」といい、自由な貿易であれば価格差というものはなくなるということです。

ただ現実はそううまくいかず、価格差が生じています。
ちなみに日本は最新で33位、購買力平価が-41.74と4割ほど基準より過小評価されているということです。

先ほどの例で行くと、現在購買力平価が基準のアメリカを超えているのはスイス、ノルウェーとアメリカを入れて3カ国そして日本より上の残り28カ国から日本のビックマックを買われる可能性があるので、円高になる要素、可能性が十分にあるということです。

実際に現在日本円の相場は115円と以前より円安です。これがいずれ100円に近づき円高になる可能性があるかも?ということです。

ちなみに世界で何か大きな経済問題があったり災害が起きたりすると日本円が買われるのはこの購買力平価が低く、先進国にしては物価が安いというのもあるのかもしれません。

ちなみに日本よりビックマックが低い、つまり物価が安い国に台湾や香港、インドやマレーシアがあります。このような国が旅行で人気なのはこのような指数を用いてみるとなぜ人気なのかがちょっとわかる気がします。

最後に今回参考にさせていただいたビックマック指数の順位を掲載しているリンクを貼っておきます。参考にどうぞ。


今回はこんな感じでうまい棒とビックマック指数というあまり関連ではないかもしれませんが、個人的にふと思ったことのまとめてみました。
できるだけ初めての方にもわかりやすく説明することを心がけましたが、何か間違っているところやわからなかったところがあれば、本当に申し訳ございません!

ぜひ読んでいただけると嬉しい限りです。

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