私を喜ばせたいダンナと、ダメンズウォーカーな私
これだけダンナとの関係性をこじらせている(と思っている)私だけど、多分、まだ、ダンナに惚れているんだろうな、ということをついに認めた。
その昔流行った言葉かもしれないが、私こそがダメンズウォーカーである。
ダンナに代表されるが、思い返してみれば、私はダメ男とばっかり縁があった。…というより、私がダメンズにしてしまうのだろう。
ダメンズは、どうかしたら、母性をくすぐるのか。
私に母性があるのか。
どこかでも見た気がするが、ダメンズばかりを選んでしまうのは、自己肯定感が低いとか、外見至上主義らしい。
私ですやん。
もはや、自他ともに認めるダメンズウォーカーです。
さて。
うちのダメンズは、今日も、いつもの定位置から1㎜も動かない。
ご飯を食べるときも、上げ膳据え膳。
今日のおかずは気に入ったらしく(中華丼)、おかわりしたいようだった。
私は、ダンナと、息子のご飯やおかずをよそって、さあ自分も食べましょう、と座って食べ始めたときだった。
「うまい。ご飯少しおかわりくれる?それ(中華丼の具にしている野菜炒め)もよそってくれない?」
と、女がやるのが当たり前のごとく、やっと食事にありつけた私の前に、どんぶりを差し出してくる。
「は?????????」
お前、動いてもいいんだぞ。
炊飯器開けてもいいんだぞ。大皿からよそえ。自分で好きなだけもりつけろや。
もうさ、何十年とこういう関係性でやってきたから、今さら私がやらないわけにはいかなくなっているのは仕方ないこと。
自分のせいだ。
それにしても、自己中にもほどがある。
それを許してるのは私なんだが。
分かってる。ごめん。
ただ、言わせてくれ。
お前は何様なのか。
今日、私より先に帰ってたよな。
「洗い物しといた」なんて、得意げに言ってきたよな。
恩着せがましいんだよ。
ちいさなボウルとちいさなタッパーしかなかったよな、洗い物。
「米も研いでセットしてみようと思ったけど、何合にすればいいかわかんなかったからやらなかった」
…て、おい。
いいんだよ、何合でも。
やってくれよ。思いついたならやってくれよ。
すぐそうやって言い訳するよな。
ちょっと洗い物したくらいで、自己満足して、またいつもの定位置でスイカゲームですか。
そもそも、お前まだスイカゲームやってんのかよ。
「見て!見て!」って嬉しそうに見せてくんじゃねえよ。
スイカとメロンとパイナップルしかできてないじゃないか。
ダブルスイカ見せてみろよ。
心の中では、こんな風に思っているのに、実際にダンナにぶつけたことはない。
ぶつけてやればいいんだ。
だけど、できなかったし、我慢してる。
多分、ダンナは、私が我慢してるなんて微塵も思っていないんだろう。
やりたくてやってるって思ってるんだろう。
やりたくないけどやってあげてる。
なんでか。
しかも、書いてて気付いたことは、私が勝手にイライラしているだけだ。
ダンナは、私に対して何もしてない。
ダンナの中では、私に対して、あくまでお願いベースであったし、私の負担を軽くしてくれようとしているのだ。これが、彼にとっての精一杯なんだ。
なんでか。
分かんない。
でも、ほんのちょっとだけ、やってあげたいと思ってるんだ。
バカだな、私。
ん???
とはいえ、今日も、早朝から送迎を済ませた私なのであった。