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いろいろ 大丈夫

先日より
新店舗移転につき、内装をコツコツしているのですが

その時間は、なんというか
私にとってカルマヨーガのような時間で
没頭すると瞑想でもしているような

心地良い時間です。

そんな作業をしていて
あるキッカケでフと思い出した20代のころの自分。

私は当時自営業をしていたのですが、業界の流れが大きく変わり始めだしたころ、今後の方針をどうしていくのが良いのか、大きな大きな決断をする前でした。

家族経営ということもあり
悩みに悩んで心が逼迫。

慢性蕁麻疹になり
様々な病院に行ったところ
ある診療内科に辿りつきました。

その診療所は
ある有名画家の生家をイメージして作られたもので

素敵な洋館で
ステンドグラスが柔らかくひかり
緑が溢れ
木の香りが落ち着く。

時間通りに診療内科に辿り着くも

先生は、大幅に遅刻。【笑】
自宅と診療所は目と鼻の先。
リュックを背負って、歩いてやってきた先生。

いざ、診療がはじまると
ゆっくりゆっくり話を聞いて

聞き終わった後に
笑顔でありながら憂いといいますか

そんな表情を見せたあと
その先生が伝えられたのは一言だけ

【その仕事、辞めちゃえ】でした。

その先生は
もう他界されましたが

ご高齢の先生が愛らしくリュックサックを背負って

ゆっくりとゆっくりと遅刻されながら診療室に入って来られたその雰囲気に

私は
【え…何だか色々全然大丈夫じゃん。】(日本語変)と
肩の力が抜けたのを覚えています。

何だか妙に癒されたのでした。

別の方からお話を伺ったのですが
その先生は
長い間、大きな病院で
精神科医として務められており
余生は、ご自身の思う診療所を開かれ
ご自身の思う【診療】をされたとのこと。

その行動や表情の先に
とてもあたたかいものを
感じたことを覚えています。

その後私は、悩んだ末に
自分の気持ちに正直に大きな決断をし

アーユルヴェーダを学びに
南インドに旅立ちました。

そこでは
インド占星術のツアーのお誘いをパスして
特別にツアーを組んでいただき
あるDr.にお会いしに。

なぜか、いつかアーユルヴェーダをする際に
この方にお会いした方が良い。。。
と感じた私は、
特別にDr.ギータの診療所へ。

その方はアーユルヴェーダスクールの中でも名医で、スクールの上位になる予定のところ、その役は自ら下りられ、ご自身で診療所を開かれておりました。(施設の写真が無く。何だか、写真を撮る気がしなかったのです。)

スクールから遠く遠く離れた
とても自然豊かな森のような場所に
ひっそりと佇んでおり

静寂の中に、
あたたかさを感じました。

お話させていただいた時間は2時間ほどだったかな?
お忙しいのに、特別にお時間を割いてくださり、熱心に色々と教えて下さいました。

そういえば
何だか、
お2人のまとう空気感が似ていた。
佇む建物の在り方も似ていた。

人の目を真っ直ぐに見て
話を遮ることもなく
クライアントに吐ききらせ

心と頭にできたその空間に
大切なことを愛をもって伝えてくれる

そのお2人には
短時間の中でも
印象づけられました。

アーユルヴェーダの内容とか
診察とか

それ以外の大切なものが詰まっていた気がします。

そして
当時
私が周囲から猛反対を受けながらもした
大きな大きな決断は

あれから10年以上経ち
その業界は大きく大きく変わっていき

【やっぱり…あの時の決断は間違っていなかった】と思うように
パズルピースが揃ってきています。

その背景には
当時、たくさん助けてくれる方もいらっしゃって

その大きな決断の時に
尊敬できる方に相談したところ

【迷った時は、皆んなが幸せになれる選択をしろ。】と教えてくれました。

その言葉は
日常の小さな決断をする際にも
私の軸となっています。

目の前の
我欲だけで無く
皆んなの利もありながら
過ごせるような決断をしていく。

その積み重ねが
大きな円となる

やっぱり
自分ではコントロールできない
不思議な力ってあるものですね😊✨
全てに感謝🙏✨

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