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白き蓮の花に 凛と薫る白檀
アーユルヴェーダでは、
蓮の花が朝、花を開くのと同じように、
人の身体の中にあるスロータスも
朝から昼にかけてひらいていき
昼から夕方にかけて閉じていく
という一節があります。
スロータスとは、
人の身体の中にあるさまざまな管(血管や気の流れ、気管や胃や腸など)のことを指し、朝からお昼に向かっては、消化の力や身体のめぐりが活発になり、その後夕方になるに従い、生理機能が少しずつ鎮静されていって眠りのための準備をしていきます。
また、ヨガでも蓮華座をよくしますが
蓮の花はサンスクリット語で「パドマ」と言われており
「パドマ・アーサナ(蓮華座)」は瞑想のポーズとしてもっともポピュラーなもの。
教典『バガヴァッド・ギーター』の中でも、ヨガに成功した人を蓮の花に例えています。
【全ての行為をブラフマンに委ねて行動し、執着のない人は、罪によって汚されることはない。蓮の花が水に汚されないごとく。(バガヴァッド・ギーター5章10節)】
蓮は、池の底の泥に根を張り、水面まで茎をのばし、葉は泥水の上に浮きます。
撥水作用がある蓮の葉は泥水に塗れても泥に染まることがありません。
どれだけ過酷な環境にあっても、
自身の内側の純粋さに意識が結びついている人は、
蓮の花の様に美しく、人を魅了する力があるのですね。
また、当店では
京都のお香店より購入している
白檀の香を焚いて
クライアント様をお迎えしております。
白檀は、別名【サンダルウッド】とも呼ばれ
アロマセラピーでも、リラックスする際によく使用します。
白檀は、サンスクリット語でChandana(チャンダナ)。
Chandanaは「身も心もさわやかにして、活力を与える」意味。
白檀は、古代インドにおいても、非常に重宝されており
香料としてもすぐれたものであるのと同時に、クスリとしての効能もたくさんあります。
その効用としては、黄疸を治すものであったり、喀血を治す、あるいは、解熱剤としても使われたということです。
黄疸→肝臓への作用や、熱を下げるの意味からも、pitta🔥ドーシャを鎮静するということですね。
白檀は、香ることで心を落ち着け沈める効果もあります。
夏の暑い日などは、玄関入り口から白檀の香りがすると
スッ…と心が落ち着き涼しさを取り戻します。
そんな清らかな空間を
整えてくれる
素敵な小物のいただきもの。
お心遣いに、心より感謝申し上げます🙏✨🪷